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Yahoo!広告の「広告の品質」を決定する要素が新たに追加!ランディングページの利便性が加わり、各評価も見られるように

2022年2月28日に Yahoo!検索広告で、「広告の品質」と「品質インデックス」の要素が追加されることが発表され、5月末に実施完了しました。

【検索広告】広告の品質と品質インデックスの要素追加について – Yahoo!広告

English translation 更新履歴 2022年6月6日:「(1)広告の品質の決定要素の追加」の実施完了に伴い記事を更新しました。2022年3月31日:「広告の品質の決定要素の追加」の実施…

今回のアップデートでは運用者側での対応は必要ありませんが、アップデート内容を整理したうえでしっかりとお客様へ説明できるようにしておきましょう。

Yahoo!検索広告の「広告の品質」の決定要素及び「品質インデックス」の構成要素に「ランディングページの利便性」が追加

今回のアップデートでは、Yahoo!検索広告の品質に関する要素に「ランディングページの利便性」が追加されました。アップデートの概要をまとめると以下のとおりです。

  1. 広告の品質の決定要素に追加(実施日:2022年5月31日)
  2. 品質インデックスを構成する要素に「ランディングページの利便性」と「広告の関連性」が以下の項目で追加(実施日:2022年3月31日)
    1. 品質インデックスで2つの評価が可能に
    2. 広告管理ツールのキーワード一覧で確認できる指標に追加
    3. パフォーマンスレポートのキーワードレポートの指標に追加

参考:広告の品質を改善してパフォーマンスを上げる│LINE ヤフー for Business

広告の品質とは

Yahoo!検索広告の「広告の品質」とは、ユーザーにとって広告の有用性や利便性があるかを媒体が評価したものです。広告やキーワードによって評価されるものではなく、複数の要素を加味してリアルタイムで算出されます。しかし、目に見える数値として確認することはできません。

広告の品質を決める複数の要素として、「推定クリック率」や「表示URLの過去のクリック率」、「広告文と検索クエリーの関連性」、「広告が掲載される地域別の掲載実績(アカウント全体)」、「インターネットユーザーの検索クエリー」、「各種デバイスでの広告の掲載実績」などがあります。

今回のアップデートでは、「広告の品質」を決める要素に「ランディングページの利便性」が加わりました。そのため、ユーザーが広告をクリックして表示されるページの利便性(使いやすさや分かりやすさなど)も広告の品質をあげるために必要になりました。

広告の品質はオークションランクを決める一要素でもあるので、広告の品質を高めることが結果的に掲載順位をあげることに繋がります。もちろん、オークションランクは「広告の品質」だけでなく、入札価格も関係します。

広告の品質を高めることによって掲載順位以外にも様々な好影響があります。例えば以下のようなものがあります。

  • クリック単価を抑えた運用
  • 広告表示オプションの表示機会の向上

参考:広告の品質について|Yahoo!広告ヘルプ

品質インデックスとは

続いて品質インデックスの説明をします。品質インデックスとは、広告の品質を10段階で評価した指標です。先程説明した「広告の品質」が数値化されていないので、品質インデックスの数字を参考に品質の善し悪しを判断します。10に近いほど高い品質になります。

品質インデックスは、「広告の関連性」や「推定クリック率」で算出されていましたが、アップデートにより「ランディングページの利便性」も構成要素として追加されました。

「ランディングページの利便性」が加わって変わる3つのこと

広告の品質の決定要素及び品質インデックスの構成要素に「ランディングページの利便性」が追加されることで変わることが3つあります。

  1. 品質インデックスで評価を確認できる要素の詳細が増える
  2. 広告管理ツールのキーワード一覧で確認できる指標が追加
  3. パフォーマンスレポートのキーワードレポートに指標が追加

1. 品質インデックスで評価を確認できる要素の詳細が増える

今回のアップデートにより「推定クリック値」以外にも、「ランディングページの利便性」と「広告の関連性」の項目の評価が確認できるようになりました。評価は「平均より上」や「平均値」、「平均より下」の三段階で表されます。

「ユーザーにとってランディングページの利便性が高いか」や「検索クエリーと広告文が関連しているかどうか」の参考指標として活かすことができます。現在の品質インデックスの項目とアップデートで追加される項目をまとめたものが以下のものです。

2. 広告管理画面のキーワード一覧画面に指標が追加

今回のアップデートで追加された「広告の関連性」と「ランディングページの利便性」の指標は広告管理画面のキーワード一覧画面からも確認できるようになります。

品質インデックスを確認するには、管理画面でキーワードを一覧表示し、表示項目の編集から要素を選択することで確認できます。

広告管理画面 > キャンペーン管理 > 表示内容選択「キーワード」 > 表示「表示項目の編集」

3. パフォーマンスレポートのキーワードレポートに指標が追加される

さらに、パフォーマンスレポートのキーワードレポートにも指標が追加され、管理画面での確認だけでなくレポーティングも可能になります。

キーワードレポートでは、レポーティングする際に「広告の関連性」と「ランディングページの利便性」の項目が選択できるようになっています。

広告管理画面 > レポート > キーワードレポート > 「表示項目」で該当の項目を選択しレポート作成

アップデート内容を理解してクライアントへの説明に役立てよう

今回の Yahoo!アップデートで、Yahoo!検索広告の「広告の品質」及び「品質インデックス」に「ランディングページの利便性」についての要素が追加されたことで、Google の品質スコアと同様の評価基準になりました。

「そもそも広告の品質と品質インデックスって何だっけ?」や「アップデートについてクライアントから質問されたけど上手く答えられない」といったことが起こらないように記事やリリースの内容を理解してもらえたらうれしいです。

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記事を書いた人

今井 健人
今井 健人

広告運用 コンサルタント

2020入社。大学でマーケティングを専攻→キーマケに入社し広告事業部に配属される。配属後2ヶ月で動画広告作成に携わる等、検索やディスプレイ広告以外も勉強中。趣味はギターと温泉。特に冬の露天風呂は至高。

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