Web 広告の運用代行やマーケティング支援をしているクライアントから、タクシー内で配信されている動画広告が気になるという話をされた経験はあるでしょうか。
タクシー内で配信できる動画広告(タクシーサイネージ広告、以下「サイネージ広告」)は、企業がマーケティングの一環で実施している施策です。サイネージ広告の市場規模はタクシー広告の中でも年々拡大してきており、株式会社サイバー・コミュニケーションズが2019年に調査した結果では、直近で約6倍の規模拡大が見込まれると予測しております。
サイネージ広告をはじめとしたタクシー広告は、経営層など決裁権を持つユーザーにリーチできるメリットがあり、広告戦略の一つとして注目されています。ただ、タクシー広告の種類や配信までの流れについては詳しく知らない方が多いと思います。
この記事では、年々市場規模が伸びているタクシー広告の概要をはじめ、種類と費用感、メリットとデメリット、配信までの流れを解説します。
タクシー広告は、タクシーを媒体として出稿する広告全般を指します。電車やバスと同様に、交通機関の利用者に対して宣伝する手段として活用されています。
タクシー広告と言っても、車体をラッピングするものや車内のスペースを利用して広告を設置するものなど種類はさまざまです。その中でも車内にあるタブレット型のデバイスに動画広告を流せるものがタクシー動画広告(サイネージ広告)です。乗車中は常に表示されているため、印象に残っている方も多いと思います。タクシー広告には全部で6種類ありますが、サイネージ広告の導入企業が増加し事例も多くなっているため、サイネージ広告のことをタクシー広告と呼ぶケースもあります。
以下のグラフは、一般社団法人 東京ハイヤー・タクシー協会によるアンケート調査をもとに作成されたものです。1ヶ月あたりのタクシー利用頻度を職業別に見たものですが、会社経営層のうち約80%の人が月に4回以上、そのうち半数以上の人が10回以上タクシーを利用していることが分かります。
このことから、タクシー広告はビジネスにおいて決裁権があるユーザーへアプローチしやすいというメリットがあり、toB であれば社内ツールの導入などを検討してもらいやすく、toC であれば高額帯の商品やサービスでも購買見込みがあると言えます。
また、広告を見た本人が意思決定するケースもありますが、本人が問い合わせなくても結果としてお問い合わせに繋がる見込みもあります。例として、社内ツールについて見直す機会があったタイミングで、経営層がタクシー広告で見たサービスや企業を想起し、社内会議で候補として挙げてお問い合わせに繋がるといったケースが挙げられます。
また、サイネージ広告の表示可能時間は1枠30秒~60秒程度で、一般的に表示可能時間が15秒程度とされているテレビ CM や YouTube 広告よりもやや長めに配信できます。もともと動画は訴求を盛り込みやすい広告メニューではあるものの、1枠の時間が長ければ長いほど多くの訴求を盛り込めます。
また、動画のスキップ機能がないため、ストーリー性を重視した構成での動画制作も可能になります。タクシーの乗客が最後まで視聴することが保障されているため、ブランドイメージを保った動画を配信できるのです。
タクシー広告にはサイネージ広告をはじめとした6種類のメニューがあり、それぞれ特徴や費用感、活用シーンが異なります。自社の商品やサービスにあわせて適切な広告手法を検討してみましょう。
種類 | 詳細 | 費用 | 活用シーン |
---|---|---|---|
サイネージ広告 | 助手席や運転席のヘッドレストに取り付けられたタブレットに動画が放映される。 広告後部座席に座る乗客の視線の高さにあり、自然と目を向ける位置にあるため、注目されやすい。 | 200~700万円 /1週間 ※想定再生単価 4.5円程度 | タクシー広告の中でも、リーチ単価をなるべく抑えながら広告を配信したい場合 |
ステッカー広告 | 車内外に貼られるステッカータイプの広告。 車内ではドアや窓、車外では窓に貼られる。 | 月額200,000円 /200台 | ・タクシー広告を安価に始めたいとき ・乗客以外の不特定多数の人々にも商材について知ってもらいたいとき |
アドケース | 助手席や運転席の後部に専用ラックが取り付けられ、持ち帰りできるリーフレットを設置する広告。カードサイズもある | 月額200,000円 /200台 | 比較検討されやすい商品やサービスについて紹介したいとき |
ボディステッカー | 車体後部のドア部分にステッカーを掲出する広告 | 月額1,000,000円 /100台 | 乗客以外の不特定多数の人々にも商材について知ってもらいたいとき |
ラッピング | 前方から後方のドアまでの車体にステッカーを掲出する広告 | 月額200,000円 /5台 | ・乗客以外の不特定多数の人々にも商材について知ってもらいたいとき ・車体に掲出するタイプの広告を検討しており、予算が潤沢にあるとき |
乗客サンプリング | タクシードライバーから乗客へ手渡しして配布する広告 | 400,000円 /10,000個 | ・サイネージ放映と掛け合わせて、認知向上を狙いたいとき ・「使う」体験をして認知してもらいたいとき |
初めてタクシー広告を検討するのであれば、動画で訴求できるサイネージ広告がおすすめです。商材を選ばず導入を検討でき、あらゆるターゲットに向けた訴求を1つの動画に盛り込めるという点も推奨ポイントですが、その他にもメリットは挙げられます。
サイネージ広告を配信するメリットには下記の3つが挙げられます。
サイネージ広告は、助手席や運転席のヘッドレストに取り付けられたタブレットに放映される広告です。乗客は後部座席に座ると前方を向く姿勢になるため、視線がサイネージ広告に向きやすくなります。メーターの確認やドライバーへの道案内の度に乗客は前を向くため、前方にあるサイネージ広告は自然と閲覧してもらいやすいです。
主要都市のタクシー利用者約1,500人を対象としたアンケート調査によると、半数以上が広告を認識しており、8割が内容に興味関心があると回答しています。また、7割強は商材の購入意欲を掻き立てられたと回答しており、タクシーサイネージを通じて認知から購入促進まで実現できる見込みがあります。
タクシーは移動手段の一つとして利用されますが、バスや電車と比較すると割高の料金設定です。直接目的地に向かえるメリットは大きいものの、移動の度にタクシーを利用できるほど経済的に余裕がある方は数少ないでしょう。
このような事情から、タクシーを利用する頻度が高い顧客層は経済的余裕がある富裕層や会社経営層が挙げられます。単価が高い商材や、業務関連ツールなど企業が契約先となる商材を取り扱っている場合、ターゲットに情報を届ける手段としてタクシーサイネージ広告は最適です。また、経営層に限らずビジネスシーンにおける利用は多く、商談先や接待先への移動でタクシーを利用する場面もあります。タクシーサイネージメディア「GROWTH」の媒体資料に掲載されている利用者業種別データにおいても、約70%以上がビジネス関連で利用しているというデータがあります。
タクシーの平均乗車時間は約18分とされています。18分を移動時間と捉えると短く感じるかもしれませんが、乗客に広告を届けられる時間と捉えるとかなり接触時間が長いといえます。サイネージ広告の1枠は30秒~60秒なので、実際に1つの動画と1人の乗客が接触する時間は短いですが、集中して動画広告を閲覧している状況での60秒間は本来の時間よりも長く感じるはずです。
また、東京エリアへの配信で計算すると、1週間の想定表示回数は45万回から150万回に及びます。乗客に広告を見せるだけではなく、企業やサービスの認知促進もしてもらうための接触回数、時間としては十分な数だといえるでしょう。
仮にディスプレイ広告と比較すると、タクシーサイネージ広告の視認率はかなり高いといえます。ディスプレイ広告は画面の端やコンテンツとの間にある広告枠に表示されるため、ユーザーが Web サイト上のコンテンツをメインで閲覧しているときはどうしても視認されにくいです。しかし、タクシー内ではサイネージ広告以外のコンテンツがなく乗客が注目しやすいため、広告が視認されやすいのです。
参考:18分を広告視聴の時間に、日本交通デジタルタクシーの仕組み | 日経クロステック(xTECH)
サイネージ広告を導入検討するうえで押さえておきたいポイントは下記の3つです。
デメリットを補う手段もあわせて紹介するので、それらを踏まえて自社の商材でタクシーサイネージ広告を実施するべきなのか検討しましょう。
サイネージ広告は1再生あたりの単価は安いですが、出稿金額は広告メニューによって決まっており、東京エリアで1週間放映する場合でも最低200万円の費用が掛かります。放映タイミングによって広告メニューが定まっており、出稿費用も異なります。
特に乗車直後や発車直後の広告メニューは出稿費用が高くなっており、その後の広告メニューも乗車タイミングに近いほど費用が高くなっています。これには、乗客が座ったばかりで何気なく前方を向いておりサイネージ広告に注目しやすいから、乗車時間が短い場合でも必ず放映されるからといった理由があります。
放映タイミングが決まっていない広告メニューの方が費用も安くなりますが、乗客がサイネージ画面に注目していないタイミングで放映されたり、早々と降車してしまい広告が見られなかったりという可能性もあります。サイネージ広告を最大限活用するには乗車直後に放映するメニューが理想ですが、出稿費用に投下する予算が確保できないケースもあります。
このデメリットを補うには、降車前の支払い時に表示される広告メニューを利用するのがおすすめです。形式は静止画になりますが、表示タイミングが支払い時と決まっており、サイネージ広告を認知してもらいやすい傾向があります。
タクシーサイネージメディア「GROWTH」では「PAYMENT AD」という名称で配信されています。放映タイミングや想定表示回数、費用などを以下の表にまとめているので、他のメニューと比較してみてください。
メニュー名 /項目 | GROWTH(FIRST VIEW) | GROWTH(BUSINESS VIEW) | GROWTH(ECONOMY VIEW) | PAYMENT AD |
---|---|---|---|---|
タイミング | 乗車直後1本目 | FIRST VIEW 終了後2~7本目 ※ランダム放映 | BUSINESS VIEW 終了後 ※ランダム放映 | 降車前「支払」ステータス時 |
形式 | 最大60秒 | 最大30秒 | 静止画 +テキスト | |
放映台数 | 11,500台 | 10,000台 | ||
掲載期間 | 1週間 | |||
想定表示回数 | 1,500,000回 | 1,200,000回 | 800,000回 | 1,200,000回 |
枠数 | 1枠 | 6枠 | 10枠 | 1枠 |
費用 | 700万円 | 500万円 | 300万円 | 500万円 |
表を見てもわかる通り、「PAYMENT AD」を選択すると乗車直後の広告メニューより費用を抑えながら注目されやすいタイミングで配信でき、動画を制作する手間も省けるメリットがあります。自社が確保できる予算を加味しながら表示回数を最大化できる選択肢を探してみましょう。
一般的なタクシーの場合、5人が最大乗車人数です。ビジネスシーンにおいては、恐らく5人で乗車することはほとんどなく、1人か2人での乗車が多いと思います。つまり、タクシーサイネージ広告1回の放映で視聴しているのは1人か2人ということです。
電車やバスの場合では、1つの広告に対して数十人の人々が同じ瞬間に閲覧する可能性があります。1週間の推計でも、電車やバスにおける1広告あたりの視認された回数と比較するとタクシーサイネージ広告の視聴回数はかなり少ないと考えられます。
しかし、単なる視聴ではなく商材をしっかり理解してもらうにはタクシーサイネージ広告が適しているといえます。メリットでもあるように、タクシーという閉鎖空間の中では注目が集まりやすいため、配信内容も乗客に受け取ってもらいやすいのです。
そのため、一度にリーチできる数が少ない点を逆手にとって、ターゲットの役職や状況などを想定しながら「自分ごと化」してもらえるコンテンツ作りを心掛けましょう。
Google 広告や Yahoo! 広告などと同様、サイネージ広告にも掲載に関する審査基準があります。いくら予算が確保できて動画が用意できていたとしても、掲載基準をクリアしなければいけません。
同じタクシーサイネージメディアでも「GROWTH」ではコンプレックス商材や健康食品が、「TOKYO PRIME」では健康食品に加えギャンブル系などが掲載不可の商材となっています。タクシーサイネージ広告を検討する前に、掲載不可の商材でないかを確認しておきましょう。
また、サイネージ広告以外のタクシー広告でも掲載に関するルールが整備されています。例えばラッピング広告では公共の場に適しているか、不特定多数の人が目にしても不快にならないかの基準が厳格に定められています。広告出稿を依頼する会社によって審査や指摘が入ると思いますが、依頼する前に出稿イメージが審査基準をクリアしているかは事前に確認しておきましょう。
タクシーは条例上の禁止区域(居住専用地域)へも自由に移動するため、児童、青少年、高齢者への影響を配慮した広告内容にしてください。
1.性を意識させるようなデザインでないこと。
2.身体の一部を強調するようなデザインでないこと。
3.暴力的な表現でないこと。
引用元:Ⅴ.ラッピングタクシー広告自主審査基準 | 公益社団法人 東京屋外広告協会
タクシー広告は他の広告と比較した際に、視聴者層やターゲティングの分野において特徴的な部分があります。
ここでは異なる広告媒体の広告として電車広告と運用型広告の2つを取り上げ、これらとの比較からタクシー広告にどのような特性があるか解説します。
電車広告は、車両内の中吊り広告やつり革広告、車内ドア上部に表示されるデジタルサイネージ広告のような、電車を媒体として配信する広告を指します。電車広告におけるデジタルサイネージ広告は東京メトロの「Tokyo Metro Vision」や、JR 東日本の「トレインチャンネル」といった鉄道会社ごとのメディアで、ニュースや天気予報の合間に CM として放映されています。
電車広告の特徴は、視聴層の幅が広い点です。年齢や性別、職業による傾向はなく、さまざまな人が利用するため、サイネージで放映するコンテンツもターゲットを絞り過ぎない内容が好ましいとされています。ターゲットに合わせて時間帯を考慮して放映したり、同じコンテンツでも訴求を変更したりする必要にも迫られるでしょう。
一方、タクシー広告はビジネスマンが頻繁に利用する傾向にあり、利用者層が定まっています。ターゲットが明確なため、コンテンツや訴求を選定しやすい点は特徴的です。例えば、食品やイベントなど toC 向けの商材であっても、ビジネスマンが視聴する前提で動画内容を考えるとよいでしょう。
運用型広告はインターネットの Web ページや検索結果画面で配信される広告です。リアルタイムで成果が把握でき、配信量を調整できます。複数の広告を並行して配信しておいて、それぞれのパフォーマンスを見ながら成果が悪い広告を停止することもできます。ただし、他社とのオークションによって表示順位や配信の有無が決まるため、他社の出稿状況によっては想定の広告表示回数を下回る可能性があります。
タクシー広告では運用型広告のようなリアルタイムでの調整が一切できず、放映している期間はサイトへのアクセス数やお問い合わせ数の数値を追うだけしかできません。ただし、運用型広告と異なり広告枠が保障されているため、他社の影響を受けずに広告を配信できます。
広告を配信するために必要な費用は決して安くないものの、特性を踏まえれば費用対効果の良い施策になるといえるでしょう。
タクシーサイネージ広告は、Google 広告や Meta 広告のように自社でアカウントを作って配信できるものではなく、タクシーサイネージメディアを通じて配信しなければなりません。
ここからは実際に配信するまでに必要なステップをそれぞれ解説します。実際にタクシー広告を配信しようと考えている場合は、ぜひ参考にしてください。
タクシーサイネージ広告は、メディアを取り扱っている代理店に依頼して配信します。代理店によって取り扱うメディアは異なり、放映エリアや費用も異なります。
メディアによって広告メニューに特徴があり、ブランドリフト調査やシートベルト着用アナウンスなど独自のオプションがあります。媒体資料に記載されている広告メニューや費用感、オプションなどを踏まえて、どのメディアや代理店を利用するか検討しましょう。
代理店を選定したら、動画クリエイティブ制作に取り掛かります。既にテレビ CM や YouTube などの動画があればそのまま使用できる可能性がありますが、新たに動画施策を実施する場合は一から動画クリエイティブを制作しなければなりません。
まずは、動画内容のストーリーとなる台本を作成します。動画を通じて視聴者の態度変容を促すためには、コンテンツの流れであるストーリーが重要です。コンテンツを受け取るユーザーが置かれている状況に対する訴えで関心を引き、悩みの解消や期待を実現するビジョンを抱かせて認知してもらい、消費行動を促進します。
ストーリー案を作成する際は、過去の商談やお問い合わせから事例ベースで構想するとよいでしょう。これは、想像をもとに作成すると事実と異なる解釈が混ざってしまう可能性があるからです。ストーリー案をいくつか出したら、それらをもとに検討して1~2つの台本を選定します。
次に、台本をもとにした絵コンテを作成します。絵コンテとは、動画のざっくりとした流れがわかる各シーンのラフ案のことです。絵コンテを作成しながら、登場する人物像や背景を具体的にしていきます。誰をキャスティングするかや出張撮影が必要かどうか、予算内で制作できそうかなどを適宜確認しながら進めると、差し戻しの手間を削減できます。
絵コンテを作成したら、実際の動画を撮影して素材を集めましょう。タクシーサイネージに限らずメディアには入稿規定があるため、今回制作する動画を使用したいメディアの規定は事前に確認したうえで撮影することをおすすめします。また、動画内で出てくるシーンの順に撮影する必要はないため、同じ場所で用意したい素材はまとめて撮影しましょう。
最後に編集、音入れをおこなって動画の完成です。出来上がった動画は細部まで入念にチェックして、微調整や素材の差し替えなど対応しましょう。完成したら代理店に入稿を依頼します。
動画制作から依頼できる代理店もあるため、クリエイティブ制作に掛ける想定費用や制作スケジュールを加味して制作を進めましょう。動画制作から依頼する場合、媒体資料や代理店のホームページに掲載されている事例を参考に、イメージする動画が制作してもらえそうかを確認してみるとよさそうです。
ここまで動画の作成方法などを紹介してきましたが、タクシー広告は動画が用意できていても即日配信できるわけではありません。広告を配信するには以下の審査と申請が必要となります。
タクシー広告を配信するには、動画クリエイティブをはじめ広告主の審査、配信したいスケジュールにあわせた広告枠の仮押さえや入稿の申請などが必要です。以下は、タクシーサイネージメディア「GROWTH」におけるサイネージ広告配信までのスケジュールです。
手続きや審査 | 原則締切 | 必要期間 | 主な確認事項 |
---|---|---|---|
1. 広告主審査 | 配信開始日の8営業日前 | 1~2営業日 | ・広告メニュー名 ・掲載開始予定日 ・広告主名 ・商材名 ・商材 URL |
2. 広告枠仮押さえ | 配信開始日の10営業日前 | 1~2営業日 | ・広告メニュー名 ・掲載開始日及び終了日 ・広告主名 ・出稿目的 ・商材名 ・商材 URL |
3. クリエイティブ審査 | 仮押さえ後 3営業日以内 | 1~2営業日 | ・掲載開始日及び終了日 ・広告主名 ・商材名 ・放映クリエイティブ |
4. 申し込み | 仮押さえ後 5営業日以内 | 1営業日 | ・広告メニュー名 ・掲載開始日及び終了日 ・広告主名 ・出稿目的 ・商材名 ・商材 URL ・放映クリエイティブ ・オプションメニュー有無 |
5. 入稿 | 配信開始日の 5営業日前 | 1営業日 | ・広告メニュー名 ・掲載開始日及び終了日 ・動画クリエイティブ(mp4) ・サイドバナー(jpg) ・フルバナー(jpg) |
代理店によってスケジュールは異なるので、依頼する代理店の対応スケジュールを確認したうえで各種手続きや申請をおこないましょう。
入稿が完了したら、いよいよ広告の放映開始です。事前に申し込んだ放映スケジュールでタクシーサイネージに放映されます。
放映終了後は代理店から提出される配信レポートで配信実績を確認できます。配信レポートで確認できる数値を参考に、次回のタクシー広告や他媒体の動画クリエイティブの改善に活用しましょう。
最後に、サイネージ広告の配信依頼ができるメディアを2つ紹介します。広告を配信できる地域や月間リーチ数にも違いがあるため、自社の配信目的などに合わせて選定しましょう。
東京23区内の11,500台のタクシーに設置しているメディアで、月間リーチ人数は770万人です。対象のタクシーは配車サービスアプリの「S.RIDE」や「DiDi」と連携しており、東京エリアで頻繁にタクシーを利用するユーザーへ配信できます。ノート PC より大きい15.6インチの大画面で迫力ある動画視聴を体験できる点が特長です。
全国32都道府県に展開している導入台数67,000台のメディアで、月間リーチ人数は335万人です。対象のタクシーは配車サービスアプリ「GO」と連携しています。一部のオフィスビルや高級ホテルに専用乗り場があり、富裕層やビジネス層にリーチできます。
タクシーサイネージ広告は検索広告や SNS 広告と全く異なる形でユーザーと接点を持てるため、ユーザーが抱いている広告への印象を大きく変える可能性を秘めています。
また、利用者層の傾向や広告を見てもらいやすい空間など、他の交通広告にはない特性をうまく活用することで、これまでの広告施策では見られなかった効果を実感できるはずです。
プロモーション施策が頭打ちになっているのであれば、タクシー広告の活用を検討してみましょう!
マーケティング
2019年4月に新卒で入社後、研修を経て運用チームに配属。toB、toC等の案件を担当した後、セールスチームに異動となる。趣味はお笑いと観賞(研究?)と謎解き。特に好きな芸人は東京03とバナナマン。
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