広告運用をしていると、「1週間前からコンバージョンが計測できなくなった!」「昨日からコンバージョン数が激減してる・・・」といったケースがしばしば起こります。
もちろん、広告運用に問題やミスがあるケースもありますが(この話はまたいつか)、本記事ではサイト改修による計測タグの実装不備など、広告運用者側では気付きにくい事例をご紹介します。
「コンバージョン数が落ちてる・・・どうしよう」と悩む方の、一筋の光になればうれしいです。
本記事では、「広告運用担当者とサイト担当者が別」のケースで起こりがちなトラブルをご紹介します。
こういった体制で広告運用に関わる方が「突然コンバージョン数が落ち込んでしまった」時に確認していただきたいポイントをご紹介します。
わたしの経験上、突然コンバージョン数が激減(まったく計測されなくなる)した原因の大半は、サイト改修時のタイミングでした。
後ほど詳しくお話ししますが、サイト制作を担当している方と、広告運用を担当している方で情報共有がうまくいっていないことが背景にあげられます。
2017年新卒採用サイトに突如現れたキーワードマーケティングの公式キャラクター。あまり認知されないまま姿を消し、今その存在を知るものはわずかだという・・・。
ところで、なぜこのタイミングで?
これまで私が見聞きした、ありがちなケースをご紹介します。
サイトを修正したタイミングできれいさっぱり消えていたりします。サイトに変更が加えられていれば、タグが無事か確認をしましょう。
スマートフォン向けのソースコードに計測タグを設置し忘れてしまうことがあります。
PCとスマートフォンで別のURLを用意しているケースで起こりやすいトラブルです。管理するURL数も増えるため、改修時に作業漏れが発生してしまうようです。
ついPCだけで動作確認してしまいがちですが、必ずスマートフォンでも正しく計測タグが動作しているか確認しましょう。
改修のタイミングで、過去に使っていた古い計測タグに書き換わってしまうケースもあります。
Google タグマネージャーなど、タグを一括で管理することのできるツールでは、URLを指定してコンバージョン計測しているケースもあり、ちょっとしたURL変更が計測に影響を与えることがあります。
<数日後>
/seminer/thanks/ にアクセスがあったらコンバージョンとする設定にしてたのに何してんだコラァァァァァァ!!!!!
どのケースに関しても、事前にサイト変更をご共有いただくことで検証ツールを使った確認が可能です。
代理店、マーケティング担当、サイト改修担当など、複数の方が関わるプロジェクトでは些細な情報も常に共有できるようにしておくことが重要です。
計測タグがちゃんと設置されているのにコンバージョンがうまく計測できていない場合は、サイトに何か問題が発生している可能性があります。
いくつか例をご紹介するので、これらに該当する不具合が発生していないか確認してみてください。
ページが存在しないことを表すステータスコード「404エラー」。ECサイトなどで大量のページを管理している場合などはなかなか気づくことが難しいです。
PCではちゃんと表示されているのに、スマートフォンでは真っ白なページが表示されているなんてケースもあります。
こちらは404エラーとは異なり、「真っ白なページがちゃんと表示されている」と判断されるため、審査落ちの対象になりません。
入力フォーム、入力内容確認画面を経て、いざ送信してみるとページが遷移しない、送信中のまま止まってしまうなど、フォームは予期せぬトラブルが発生しやすいものです。
コンバージョン数だけでなく、実際のお申込みや問い合わせも減ってしまっている場合は、まずフォームを疑いましょう。
こういった内容を Google スプレッドシートなどを使って関係者間で共有しておくと、思わぬトラブルを防ぐことができます。
ここまであげてきた不具合はどれも、広告運用者側では気付きにくい現象です。すぐに気付けるようにサイトを毎日チェックしたり、毎日テストするなんて、現実的ではないですよね。
今回ご紹介したケースはサイト改修のタイミングで起きる不具合がほとんどです。広告運用者とサイト担当者が情報共有をしっかり行い、思わぬ落とし穴にハマらないようしてくださいね。
広告運用 コンサルタント
2016年12月に九州の佐賀支社に入社。市役所でアルバイトしてたのに、気が付いたら広告運用を始めて、気が付いたら東京にいた人。新しい施策考えるのがすき、広告作成はもっとすき。絵心皆無のクリエイティブ担当。すきなものはカロリーと寝ること。
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