キーワードを収集するとき、また、キーワードの検索ボリュームを調査するときに使えるのが、Google が提供するキーワードプランナーです。
検索連動型広告を出される方はもちろん、SEO を目的に利用される方も多いツールです。ただ、そんなツールを使ったとき、「キーワードがすべて削除されました」と表示されることがあります。
今回の記事では、キーワードを入力したあと、「キーワードがすべて削除されました」と表示されたときの対応方法について説明します。
この「キーワードがすべて削除されました」と表示されると、入力したキーワードの検索ボリュームを確認することができず、入力したキーワードに関連があるキーワード候補が表示されない問題が生じます。
Googleキーワードプランナーとは?意外な使い方と代替ツール完全まとめ
キーワードプランナーとは、コンテンツ作成や広告配信のためのキーワードを見つけたり、キーワードごとの月間検索数(検索ボリューム)を確認したりすることができるツールです。SEOコンテンツや広告配信時のキーワード選定やユーザーニーズの分析に役立てることができます。また、キーワードプランナーの代替ツールを無料/有料にわけて紹介します。
原因は、Google 広告配信システム側で一部のキーワードを制限しているからです。制限されているのは、健康にかかわるものやセンシティブなキーワードなどです。「宗教」、「差別」などで検索をすると「キーワードがすべて削除されました」と表示されます。
ただ、キーワードプランナーで結果が表示されないからといって、該当するキーワードで広告を出せないわけではありません。「キーワードがすべて削除されました」となると、「広告を出せないのではないか」と不安になるかもしれませんが、そんなことはないので安心してください。
「キーワードがすべて削除されました」と表示されたときは以下の2つで対応しましょう。
キーワードプランナーには「ウェブサイトから検索」の機能もあります。代替としてこの機能を使うこともできれば「キーワードで検索」する方法もあります。ただ、どちらの方法でも、「キーワードがすべて削除されました」が表示されたときに入力したキーワードの検索ボリュームは取得することはできません。
広告でランディングページとして設定したいサイト URL を入力すると、サイトの情報もとにしてキーワードが表示されます。
まずは、広告を出したい、改善したい対象のページの URL を入力してみるとよいでしょう。そうすると、入力した URL のページに対して関連性の高いキーワードが表示されます。
また上記の URL で検索で出たキーワード候補の中にめぼしいものがなかった場合、「キーワードから検索」という方法でキーワードのあたりをつけることができます。
「キーワードから検索」の場合、例えば「うつ病」で入力して結果が表示されなかったとしても、「鬱病」と入力すると結果が表示されます。
また、「インプラント」と入力して結果が出なかったとしても、「インプラント 値段」のような複数の語句で構成されるキーワードで入力したり、「オールオンフォー」のようなインプラントの治療方法に関するキーワードで入力すると結果が表示されます。
キーワードプランナーを使う場合、まずは「ウェブサイトから検索」、その次に「キーワードから検索」を使うとよいでしょう。
別キーワードを入力するにも「何のキーワードを入力すればいいのか?」予測するのが難しいときがありますからね。URL 検索で表示される結果からある程度のあたりをつけ、そのあとに別キーワードで検索してみるとよいでしょう。
キーワードプランナー以外にも、検索ボリュームの確認やキーワードを収集できるツールは色々あります。
ここからは検索ボリュームやキーワード候補を探すことができるツールを紹介します。無料で使えるのもあるので、是非参考にしてみてください。
Keyword Surfer は、無料で使える Chrome の拡張機能です。入力したキーワードに関連のあるキーワードとの関連性と検索ボリュームを知ることができます。
関連キーワードだけでなく、Google キーワードプランナーのように月間平均検索ボリュームも表示されます。
キーワードプランナーが表示する数字と異なることもありますが、比較的同じような数字が表示されることも多いです。
入力したキーワードに関連するキーワードだけでなく、検索ボリュームも調べられるので、キーワードプランナーの代わりに使うときにオススメなツールです。
ミエルカは、コンテンツの課題を見える化する有料の SEO 向けのツールです。たとえば、コンバージョンの改善に向けて足りないコンテンツを可視化したり、競合の流入キーワードを調査することができます。ミエルカでも入力したキーワードに関連するキーワードや、検索ボリュームも調べることができます。
Keyword Tool は、入力したキーワードとそれと一緒に検索されているキーワードを表示してくれるツールです。有料プランの場合、検索ボリュームも表示されます。
Google 検索と同様で、YouTube や Bing 上で入力したキーワードと一緒に検索されているキーワードの候補が表示されます。
Yahoo!広告のキーワードアドバイスツールは、Yahoo!JAPAN が提供する、入力したキーワードに関連するキーワードや過去実績に基づいて各キーワードの推定データを表示するツールです。ツールを使用するには、Yahoo!検索広告のアカウントが必要です。
キーワードプランナーと同様、一部のキーワードは制限がかけられています。制限がかかっている場合は、「データが不足しているためキーワードを抽出できませんでした。」と表示されます。
キーワードアドバイスツールでも、キーワードプランナーのようにサイトの URL で調査することも可能です。
検索連動型広告を Yahoo! だけで出している場合は、キーワードプランナーではなく、キーワードアドバイスツールを使うのもよいでしょう。
ラッコキーワードも Keyword Tool と同様、入力したキーワードと一緒に検索されることのある、関連するキーワードを表示してくれるツールです。Keyword Tool よりも、結果が詳細に表示されるのが特徴です。
ラッコキーワードでは、Google 検索と同様で、YouTube、Amazon 上で入力したキーワードと一緒に検索されているキーワードの候補が表示されます。
集客の対象となる場所が YouTube や Amazon の場合は、これらの機能を活用するとよいです。
キーワードツールは他にも Ahrefs や、Ubersuggest、キーワードファインダーなど様々あります。興味のある方は、一度これらのツールも見てみるのも良いでしょう。
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執行役員/インハウス支援室長
全国400社以上の研究会員の運用型広告・マーケティングコンサルティングを担当。養成講座では500人以上を教育。コンサル・講師・執筆業から、広告運用代行、ホームページ制作、システム開発まで担当。自社ビジネス成長のための製品開発、販売をする実践家でもある。自他ともに認める変わり者。徳島県出身。
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