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GoogleとYahoo!広告でリスティング広告を入稿する方法。入稿規定や便利なエディターの使い方まで

広告業界の中でもインターネット広告の市場規模は年々拡大してきています。特に検索広告などのリスティング広告は、小額の広告費で比較的手軽に出稿ができるため、企業規模に関わらず活用されています。

年々日本の広告費は増加傾向にありますが、特にインターネット広告は市場規模が拡大しています。中でもリスティング広告(検索連動型広告やディスプレイ広告を含む)は、インターネット広告費の大部分を占めています。

今後も多くの企業が出向するであろうリスティング広告について、初めて出稿する方にも分かりやすいように、代表的な配信媒体である Google 広告と Yahoo!広告の入稿規定や入稿手順について解説します。

リスティング広告の概要や、アカウント構造については以下の記事で図説を用いて解説しているので、こちらも参考にしてみてください。

【初心者にやさしい図説つき】リスティング広告とは?費用やCPA相場など基本知識を丁寧に解説

リスティング広告とは、広義での使われ方としては、ディスプレイ広告や商品リスト広告(ショッピング広告)も含みますが、本記事では狭義での使われ方である「検索連動型広告」に絞って解説いたします。この記事ではリスティング広告(検索連動型広告)6つの特徴を図説を用いて解説いたします。

【2020年版】リスティング広告のアカウント構造の考え方とは?具体例と最新動向まとめ

リスティング広告のアカウントは、キャンペーン、キーワード、広告によって構成され、機械学習を理解し設計する必要があります。この記事では、2020年最新のアカウント構造の考え方と具体例を用いて解説していきます。

入稿規定

まず、広告を作成・入稿していく前に規定を抑えておく必要があります。規定とは、広告を設定する際のルールのことを指し、これらを遵守していないと広告を配信することができません。

広告をまだ作成していない場合は、この入稿規定を確認してから作成するようにしましょう。キャンペーンなどの階層については、入稿手順とともに説明します。

Google と Yahoo! でも入稿規定は異なり、更には配信メニューによっても微妙に規定が異なるのでそれぞれ分けてまとめました。

  • Google と Yahoo! のテキスト広告
  • Google のレスポンシブ検索広告
  • Google と Yahoo! のディスプレイ広告

Google広告、Yahoo! 検索広告、Yahoo! ディスプレイ広告のテキスト広告

テキスト広告はどの媒体にも共通して設定でき、リスティング広告の中で最もオーソドックスな広告タイプです。

項目\配信メニューGoogle 広告
(拡張テキスト広告)
Yahoo! 検索広告
(拡大テキスト広告)
Yahoo! ディスプレイ広告
(テキスト広告)
見出し1/タイトル130文字30文字15文字
※全角でも可
見出し2/タイトル230文字30文字
見出し3/タイトル330文字30文字
説明文1~290文字90文字19文字
※全角でも可
パス1/表示 URL15文字15文字
パス2/表示 URL15文字15文字
表示 URL29文字
※全角でも可
最終ページ URL/最終リンク先 URL特になし1,024 byte1,024 byte
トラッキングテンプレート/トラッキング URL特になし1,024 byte
カスタムパラメータ(名前/パラメータ名)特になし16 byte
カスタムパラメータ(値/パラメータ値)特になし200 byte
モバイル用最終ページ URL/スマートフォン向け URL特になし1,024 byte
※文字数はいずれも半角

Google 広告のレスポンシブ検索広告

レスポンシブ検索広告とは、複数の見出しと説明文から自動的に組み合わされて配信される広告タイプです。

これは Google 広告のみに存在する広告タイプです。上記のテキスト広告とは項目数が異なる部分があるので注意しましょう。また、URL のオプションについてはテキスト広告と同様なので省略しています。

項目Google 広告
(レスポンシブ検索広告)
見出し1~15各30文字
長い広告見出し90文字
説明文1~490文字
会社名25文字
表示 URL各15文字
※文字数はいずれも半角

Google レスポンシブ検索広告については以下も記事で詳しく解説しています。

レスポンシブ検索広告とは?メリットや基本設定、拡張テキスト広告の違いまでを解説

レスポンシブ検索広告とは「Google の検索広告で配信できる広告タイプの1つ」で、RSA(Responsive Search Ads)とも呼ばれます。もう1つの広告タイプとの違いや特徴をまとめ、効果的に活用できるような機能や広告文作成時に念頭においておきたい考え方を紹介します。

Google 広告、Yahoo! ディスプレイ広告のレスポンシブ広告

レスポンシブ広告は、複数の見出しと説明文の他に画像も複数設定することができます。上記のレスポンシブ検索広告と同様の仕組みで配信される広告タイプです。

Google ではレスポンシブディスプレイ広告、Yahoo! ディスプレイ広告ではレスポンシブ広告と呼びます。

項目\配信メニューGoogle 広告
(レスポンシブディスプレイ広告)
Yahoo! ディスプレイ広告
(レスポンシブ広告)
見出し130文字20文字※全角でも可
見出し2~530文字
長い広告見出し90文字
説明文190文字90文字※全角でも可
説明文2~590文字
会社名/主体者表記25文字20文字※全角でも可
行動を促すフレーズのテキスト/ボタン文言(自動)
・今すぐ適用
・今すぐ予約
・お問い合わせ
・ダウンロード
・詳細
・インストール
・サイトを見る
・今すぐ購入
・お申し込み
・お見積もり
・登録
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・詳しくはこちら
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・インストール
・ダウンロード
・ご購入はこちら
・ご予約はこちら
・お申込みはこちら
・ご登録はこちら
・体験する
・資料請求
・お問い合わせ
・物件を見る
※文字数はいずれも半角

バナーサイズについては以下を記事で詳しく解説しています。

【2020年版】GDN・YDA広告メニュー別バナー広告サイズまとめ!おすすめサイズと入稿時の5つポイントも紹介

GDNとYDNのバナー広告のサイズを表にしてまとめました!また、GoogleやYahoo!でまず最初に作るべき画像サイズも理由ともに說明しています。初めてのディスプレイ広告でお困りの際は是非この記事を参考にしてみてくだい。

使用できる記号とできない記号

媒体ごとに使用できる記号、できない記号があります。Google では使用できても、Yahoo! では使用できないなどのケースがあるので注意して広告を作成する必要があります。

記号GoogleYahoo!検索
(テキスト)
Yahoo!ディスプレイ
(テキスト)
Yahoo!ディスプレイ
(レスポンシブ)
【】 「」 『』<>()(全角) 
()(半角)
[ ] (半角)×××
《》(全角) ××
{} (全角)×
‘ ’ ` ´“ ” (全角)
“(半角)
‘(半角)
ー(全角)
ハイフン
– (半角)
ハイフン
+ - ± × ÷ = ≠ ∞ (全角)
– +(半角)
計算記号
×
\ (全角)
バックスラッシュ
××
/ / スラッシュ
? !(半角・全角)
疑問符・感嘆符?!(半角・全角)
疑問符
⇒ ⇔ → ← ↑ ↓ (全角)
矢印
××
~(全角)波形(ユニコード:U+301C)
~(全角)チルダ(ユニコード:U+FF5E)××
~(半角)チルダ×××
@(全角)×
※1
* ♪ 〃 〆 ※ 〒 (全角)×
※2
×
¥ $ # (全角・半角)
ギリシャ文字(全角)
キリル文字(全角)
×
※1.標準外用法での使用は不可(例:「@  home」のように「at」の意味で使用)
※2.「〃」:語句や名詞を区切るために使用する場合は使用可能
2021年3月時点

Google 広告と Yahoo!広告の違い

上記のように、配信媒体によって入稿規定は異なります。以下は広告の入稿規定以外の点で各階層に見られる Google 広告と Yahoo! の違いについてまとめています。

広告グループに違いはありませんので、アカウント・キャンペーン・広告・キーワードの相違点になります。

階層 項目 Google Yahoo!
アカウントアカウント数 検索、ディスプレイで同一アカウント ・Yahoo!検索
・Yahoo! ディスプレイ
広告の掲載先
(検索エンジン以外)
・YouTube
・BIGLOBEなど
・Ameba
・Bingなど
キャンペーン IPアドレス ×
配信地域 日本、海外 日本
半径ターゲティング ×
広告 広告タイプ(検索) ・拡張テキスト広告
・レスポンシブ検索広告
テキスト広告
広告タイプ(ディスプレイ) ・拡張テキスト広告
・レスポンシブディスプレイ広告
・イメージ広告
・テキスト広告
・レスポンシブ広告
・バナー広告
記号の使用回数 無制限 同じ種別の記号は2回まで
キーワード マッチタイプの指定方法
(部分一致は記号無し)
以下の記号を使用
・完全一致:[ ]
・フレーズ一致:” “
マッチタイプ名を使用

入稿規定に合わせて広告を作成するコツ

規定に沿った広告作成は必要な作業になりますが、媒体ごとの入稿規定と照らし合わせていくのは少々面倒な部分もあります。特に広告作成しながら、その都度文字数を確認するのは効率が悪く、工数がかかります。

そこで弊社では文字数を自動で確認できるシートを作成しています。

見出しや説明文などの文字数上限の記載入力した文字数をカウントする数式(=len(セル名))が入ったシートを作っておくことで、入稿前に広告案が規定の文字数に収まっているか瞬時に確認できます。

規定の文字数と入力した文字数をカウントできる数式が入ったスプレッドシート

上記は、Google スプレッドシートで LEN 関数を使用していますが、エクセルでも同様に使用可能です。また、LEN 関数は半角と全角どちらも1文字でカウントしますが、LENB 関数(=lenb(セル名))を用いると、バイト数をカウントするので、半角文字は1バイト、全角文字は2バイトとして数えられます。(※バイト:半角1文字分に相当するデータ量の単位)

このように事前にスプレッドシートやエクセルで作成しておくことで、公式のヘルプまで規定を確認しにいくことなく、スムーズに広告作成に取り組めます。

Google広告とYahoo!広告の入稿手順

広告が作成できたら、実際に広告アカウントに入稿していきます。Google 広告と Yahoo!広告にわけて説明していきますが、いずれも大きく分けると以下の4つを作成する流れになっています。

  1. キャンペーン
  2. 広告グループ
  3. キーワード
  4. 広告

キャンペーンの中に、ターゲティングやオーディエンスの設定、予算設定などが含まれます。まずはじめに、Google 広告の入稿手順を紹介します。

【Google】キャンペーンの作成

アカウント管理画面の中央にある「キャンペーンの作成」を選択します。また、画面の左中央にある「+」ボタンからも作成することができます。

キャンペーンの作成/「+」ボタン

アカウント管理画面の中央にある「キャンペーンの作成」を選択します。また、画面の左中央にある「+」ボタンからも作成することができます。

続いて、作成するキャンペーンの目標を選択します。項目は以下の7つです。キャプチャは販売促進にカーソルを合わせた状態です。

  • 販売促進
  • 見込み顧客の獲得
  • ウェブサイトのトラフィック
  • 商品やブランドの認知
  • ブランド認知とリーチ
  • アプリのプロモーション
  • 来店数と店舗売上の向上

この目標は指定しないことも可能です。その場合は右下の「目標を指定せずにキャンペーンを作成する」を選びましょう。今回の説明では販売促進を選択します。

キャンペーンの目標の選択

いずれかの目標を選択すると、販売促進の改善に使用されるコンバージョン目標が表示されます。キャンペーンの最適化に使用するコンバージョンを設定しているかどうか確認しておきましょう。

コンバージョン目標の確認

続行をクリックすると、キャンペーンタイプの選択画面が表示されます。キャンペーンタイプによって広告の掲載先や利用できる設定が異なります。

目標選択時と同様に、詳細説明を確認して目的に合ったキャンペーンタイプを選択しましょう。今回は「検索」を選び説明します。

  • 検索
  • パフォーマンスの最大化(P-MAX)
  • ディスプレイ
  • ショッピング
  • 動画
  • ファインド
キャンペーンタイプの選択 > 「検索」を選択

次に、目標とする成果を以下の4つから選択します。選択した成果によって、広告する商品やサービスに最も関連のあるアクションをユーザーに促すよう、キャンペーンの設定や機能がカスタマイズされます。

  • ウェブサイトへのアクセス
  • 電話件数
  • 実店舗への来店
  • アプリのダウンロード
目標とする成果の選択とキャンペーン名

こちらは設定しないことも可能です。また、キャンペーン名は任意の名前を入力します。続行をクリックすると、下記キャプチャのような確認画面が表示されるため、「新しく作成」を選択します。

目標とする成果の選択とキャンペーン名

次に、単価設定をおこないます。重視する項目と入札戦略を選択します。

単価設定
重要視する項目詳細(※必須ではない)
コンバージョン・目標コンバージョン単価の設定(単価を指定)
コンバージョン値・目標費用対効果を設定する(%で指定)
クリック数・上限クリック単価による入札の上限を設定(単価を指定)
インプレッションシェア・広告の掲載場所を以下の3つから指定
 1.検索結果ページ(任意の位置)
 2.検索結果ページの上部
 3.検索結果の最上位
・目標インプレッションシェア(%で指定)
・上限 CPC による入札の上限(単価を指定)
入札方法選択項目詳細(※必須ではない)
自動入札戦略目標コンバージョン単価・目標コンバージョン単価の設定(単価を指定)
目標広告費用対効果・目標費用対効果を設定する(%で指定)
クリック数の最大化・上限クリック単価による入札の上限を設定(単価を指定)
コンバージョン数の最大化・予算内で最大限のコンバージョンを獲得できるよう入札単価が自動的に調整(設定項目なし)
コンバージョン値を最大化・予算内でコンバージョン値を最大化できるよう入札単価が自動的に調整(設定項目なし)
目標インプレッションシェア・広告の掲載場所を以下の3つから指定
 1.検索結果ページ(任意の位置)
 2.検索結果ページの上部
 3.検索結果の最上位
・目標インプレッションシェア(%で指定)
・上限 CPC による入札の上限(単価を指定)
個別入札戦略個別クリック単価制・拡張クリック単価を使ってコンバージョンを増やす(重視する項目を選択)
 1.コンバージョン重視で最適化
 2.コンバージョン値重視で最適化

「次へ」をクリックし、キャンペーン設定に進みます。ネットワークでは配信時にパートナーサイトを含めるか決定します。パートナーサイトへの掲載を希望する場合は、それぞれ「検索ネットワーク」と「ディスプレイネットワーク」のチェックボックスにチェックを入れます。

ネットワークの設定

続いて、地域・言語・オーディエンスの設定をおこないます。

地域・言語・オーディエンスの設定
項目詳細
地域・すべての国と地域
・日本
・別の地域を入力する
言語・任意のユーザー言語を入力して選択
オーディエンス・任意のオーディエンスを選択
・ターゲット設定
・モニタリング(推奨)

オーディエンス設定のモニタリングとは、選択したオーディエンスでの広告の掲載状況を確認できるようになる設定です。

例えば、「広告、マーケティングサービス」への購買意向が強いオーディエンスを設定した場合、そのオーディエンスは自社の広告を見てどれだけクリックしたかやコンバージョンしたかを確認できるようになります。

ただしこの設定をおこなったからといって、広告の配信がそのオーディエンスに集中することはありません。

任意のオーディエンスに配信をしたい場合はターゲット設定を選択しましょう。このターゲット設定とモニタリングは、配信ボリュームに大きく影響するので注意しましょう。

その理由はリストはきちんと紐づいても、実際はノンターゲティングで配信してしまう状況になり得るからです。

モニタリングは配信した全ての人の中でも、設定した人のみのデータを分析できる機能です。そのため、施策を考えるときに重宝しますが、実際にターゲティングを区切って配信するときには使用しません。

以下は、サイト訪問者が白抜きの人で、料金表を見た人は青塗りの人を表したリストのイメージです。ターゲティングの場合、ピンクで囲まれている人に広告を配信しますが、モニタリングの設定では、リターゲティングリストを使用してもリスト外のユーザーにも配信されてしまいます。

ターゲティングとモニタリングのイメージ

「その他の設定」をクリックすると、以下の設定項目がでてきます。必要に応じて設定をおこないましょう。

その他の設定
項目詳細
広告のローテーション・最適化(掲載結果が最も良好な広告が優先的に表示)
・最適化しない(広告を無制限にローテーションして表示)
・コンバージョン重視で最適化(サポート対象外)
・均等にローテーション(サポート対象外)
開始日と終了日・開始日は本日以降を選択
 ※終了日は設定しないことも可能
キャンペーン URL のオプション・省略可能
動的検索広告の設定・動的検索広告
(Web サイトとの関連性が高い検索に対して自動的に表示される広告)
・ドメイン
・言語
・ターゲティングソース
広告のスケジュール・曜日
・時間帯

設定が完了したら下部にある保存して次へをクリックしましょう。

【Google】広告グループ

キャンペーンの設定が終わったら、キーワードと広告の設定に移りますが、この時広告グループが自動で作成されます。鉛筆マークをクリックすると広告グループ名を変更することができますので、必要に応じて変更しておきましょう。

広告グループ名の変更

【Google】キーワード作成

続けてキーワードを設定できます。広告を配信する際のキーワードを入力しましょう。キーワードの選定方法で迷うようであれば、弊社の研修内容を基に説明した記事があるので参考にしてみてください。

キーワードの設定

また、この画面で関連性の高いキーワードを取得することも可能です。関連するウェブページの URL を入力するか商品やサービスを入力してキーワードを取得するボタンをクリックするだけで自動表示されるようになっています。

以下のキャプチャは、実際に弊社ホームページの URL を入力した際に表示されたキーワードの候補になります。

URL を入力しキーワード候補の取得

マッチタイプを設定する際は、各記号の記載も忘れずにに入力しましょう。以下はマッチタイプで設定する際の記号とその意味をまとめたもので、例として「芝刈りサービス」をキーワードとしています。

部分一致の場合は、記号は付けません。フレーズ一致の場合は、” “(二重引用符、ダブルクォーテーション)でキーワードを囲みます。完全一致の場合は、[ ](角括弧)でキーワードを囲みます。

マッチタイプ使用する記号例:記号の付け方
部分一致なし芝刈りサービス
フレーズ一致“”(二重引用符)“芝刈りサービス”
完全一致[](角括弧)[芝刈りサービス]

部分一致、フレーズ一致、完全一致で表示される広告とキーワードは以下ようなイメージになっています。

【Google】広告の作成

最後の広告の作成は、各項目を入稿規定に沿って入力します。プレビューが画面右側に表示されるので間違いがないか随時確認しましょう。入力が終わりましたら、広告を保存をクリックして完了です。

広告作成とプレビューの確認

Google広告では、続けて広告表示オプションの設定が可能です。こちらは省略することも可能ですが、可能な限り設定するのが望ましいです。

広告表示オプションの設定

広告表示オプションの詳細については以下の記事をご覧ください。

Google広告表示オプションとは?全10種の特徴や規定、設定方法を解説

Googleの広告表示オプションとは、広告見出しや説明文と共に表示される商材やサービスについての情報を表示する機能です。広告表示オプションを使用することで広告の視認性の向上やクリック率の改善が見込めます。設定において追加の費用が発生するわけではないので、広告運用時に可能な限り設定おくべきものでしょう。この記事ではオプションの一覧とそれぞれの表示例や効果などをわかりやすくまとめました。

最後に、予算を設定します。予算は、1日あたりの平均費用希望額を入力します。

予算の設定

【Yahoo!】キャンペーンの作成

次に Yahoo!広告の入稿手順を紹介します。基本的な流れは、先に紹介した Google 広告と同じです。まず初めに、アカウント管理画面中央にあるキャンペーン作成を選択します。

キャンペーンの作成を選択

次に、基本情報の設定です。ここでは、キャンペーンタイプ・キャンペーン名・スケジュールを設定します。キャンペーンタイプの詳細は、各タイプの下に説明が記載されているので目的に合ったタイプを選択しましょう。

Yahoo!広告管理画面 > +キャンペーンの作成
項目詳細
キャンペーンタイプ・標準キャンペーン
・アプリダウンロードキャンペーン
・動的検索連動型広告作成キャンペーン
キャンペーン名・任意の名前を設定
 ※上限文字数:128文字
スケジュール設定・開始日は本日以降を選択
・終了日は指定しなこいとも可能

次に予算と掲載条件の設定です。項目としては、キャンペーン予算と入札方法を設定します。キャンペーン予算は、一日あたりの予算を設定します。最低100円以上、400,000,000円以内で設定することが可能です。

予算と掲載条件の設定

入札方法は、手動と自動が選ぶことが出来ます。選択できる項目とその詳細を以下の表にまとめました。

入札方法選択項目詳細
手動入札個別クリック単価キーワードごとに入札価格を指定
拡張クリック単価手動で設定した入札価格をもとに、コンバージョンをできるだけ多く獲得できるように入札価格を自動調整
自動入札クリック数の最大化上限クリック単価による入札の上限を設定(単価を指定)
コンバージョン単価の目標値目標コンバージョン単価の設定(単価を指定)
広告費用対効果の目標値目標費用対効果を設定する(%で指定)
コンバージョン数の最大化予算内で最大限のコンバージョンを獲得できるよう入札単価が自動的に調整(設定項目なし)

次に、ターゲティング設定です。デバイスでは、入札価格の調整率を設定することができます。

ターゲティング設定 > 入札価格の調整率設定

例えば、入札価格の設定が100円のときに、PC の調整率を50%引き上げ、タブレットを30%引き下げた設定をしたとします。その場合、PC の入札価格は150円、タブレットは70円になります。

このようにデバイスごとに入札価格の引き上げ率や引き下げ率を設定することで、商品やサービスのターゲットにあった広告配信をおこなうことができます。

デバイス調整率入札価格
PC+50%150円
スマートフォン0%100円
タブレット-30%70円

地域と曜日・時間帯では、配信する地域とそのスケジュールを設定することができます。これらの項目は省略することも可能です。

地域では都道府県、または市区町村単位で配信地域を指定することができます。曜日・時間帯も同じように、配信を希望する曜日や時間帯があれば配信スケジュールを設定することができます。

その他の設定として、以下の3つの項目が設定可能です。これらも省略できるので、希望がなければ保存して広告グループ作成へを選択しましょう。

その他の設定
項目選択項目詳細
広告掲載方式の指定検索を含むすべての広告掲載方式検索サイトの検索結果、キーワードからの誘導先ページに広告表示
例:画像や動画の検索、サイト内検索、サイト上に表示されたキーワードに応じて広告表示
検索のみ検索サイトの検索結果に広告表示
対象外キーワードキーワード配信しないキーワードを入力
マッチタイプ部分一致
フレーズ一致
完全一致
URLオプショントラッキング URLトラッキングを行う場合、広告効果測定用の URL を設定
カスタムパラメータ(名前、値)名前:パラメータの名称
値:パラメータの値を入力(日本語も入力可能)

【Yahoo!】広告グループの作成

キャンペーンの設定が終わったら、どのキャンペーンの配下に広告グループを作成するかを選択します。

広告グループの作成

次に広告グループの基本情報を設定します。広告表示の最適化・対象外キーワード・URL オプションについては省略可能です。設定が完了したら、保存してキーワード作成へを選択しましょう。

広告グループの基本情報の設定
広告表示の最適化・対象外キーワード・URL オプションの設定
項目詳細
広告グループ名・任意の名前を入力
広告グループ入札価格・1円以上、80,000円以内
入札価格調整率・設定しない(対象キャンペーンの設定を適用)
・設定する(新たに設定する広告グループの設定を適用)
広告表示の最適化・最適化して配信
・最適化しない
対象外キーワード・キーワード
・マッチタイプ
URL オプション・トラッキング URL
・カスタムパラメータ(名前、値)

【Yahoo!】キーワードの作成

次にキーワードを追加する対象のキャンペーンと広告グループを選択します。

キーワードの作成

広告を配信する際のキーワードを入力し、マッチタイプを指定する場合は、忘れずに設定しましょう。

また、画面右側にキーワード候補が表示されます。これは媒体側が候補となるキーワードを自動判断して表示させているものなので、設定すべきと判断したものは追加ボタンでキーワードとして設定しましょう。

以下のキャプチャは、弊社ホームページで固有名詞配信を設定する際に表示された候補になります。

キーワードの作成 > キーワード候補

【Yahoo!】広告の作成

最後に広告を作成します。キーワードの作成と同様に、対象となるキャンペーンと広告グループを選択後、広告を作成します。

始めに広告名を入力し、タイトルなどの項目を入稿規定に沿って入力します。入力後、保存ボタンを選択して完了です。

広告の作成

効率的に入稿作業ができるエディター

ここまで、入稿規定から実際の広告入稿までを説明しました。しかし、広告やキーワードを複数設定する場合は一つ一つ入稿していくのは面倒で、時間もかかります。

配信開始までの準備期間があまりない時などは、焦りもでてきて設定ミスにつながってしまうかもしれません。そこで紹介したいので、エディターと呼ばれるツールになります。

このエディターは、キャンペーン作成からキーワード追加までの入稿を一括で設定できるツールです。1件1件、管理画面に設定しなくても良いという点も含めて以下の3つのメリットが挙げられます。

  1. 複数の変更作業を一括でできる
  2. 設定内容を記載したファイルのインポート・エクスポートが可能
  3. オフライン作業が可能

各媒体のエディターは以下のリンクからダウンロードできます。

エディターの使い方

実際のエディターはどのように使うでしょうか。今回は Yahoo! 検索広告のエディターを例に使い方を簡単に説明します。Google 広告エディターの使用方法はコチラの記事で詳しく解説しています。

10年教えて分かった、初心者が覚えておきたいGoogle広告エディターの基本的な使い方

Google が提供する Google 広告のキャンペーンを管理する無料ツール「Google広告エディター」。講師を10年務めて分かった、初心者でも最低限覚えておきたいことをまとめました。キャンペーンの内容を一括で変更したいけど、工数がかかってなかなか手が回らないといった状況の方には是非確認していただきたい内容になっています。

www.kwm.co.jp

こちらがYahoo!広告キャンペーンエディターのトップ画面です。画面左側にアカウントが一覧で表示され、選択したアカウントのキャンペーン以下の設定内容が画面中央に表示されるようになっています。

Yahoo!広告キャンペーンエディター

今回は複数のキャンペーンや広告を入稿したい場合便利な広告の入稿手順を説明します。対象となるキャンペーンと広告グループを画面左側で選択します。

キャンペーンを選択 > 広告グループを選択

そして、画面中央の上部にある階層のタブで広告を選択します。

キャンペーンを選択 > 広告グループを選択 > 広告を選択

階層タブのすぐ下にある広告作成を選択し、希望の広告タイプを選択します。選択後、広告作成の画面が表示されます。

ここは管理画面に直接入稿する際と同様に、入力していきます。入力後、作成ボタンを選択します。

広告作成 > 拡大テキスト広告を作成 > 項目入力後、作成を選択
広告作成後の Yahoo!広告キャンペーンエディター画面

意図通りの設定が確認できていたら、画面左上にあるデータのアップロードを選択します。これで入稿完了です。

エディターにある設定がすべてそのまま反映されるようになるので、変更や追加部分以外は既存の状態のままになっていることを必ず確認しましょう。

また、データファイルをインポートして一括入稿することも可能です。その場合は、エディター画面左上にあるインポートボタンを選択します。

インポート用のダイアログボックスが表示されるので、該当のファイル、インポート先となるキャンペーンを選択してプレビューで確認します。内容に問題がなければインポートボタンを選択して完了です。

ファイルのインポート

また、アップロード以外の作業はすべてオフラインで行うことができます。入稿したい内容をオフラインで準備し、オンライン時に管理画面へ一括アップロードできます。

リスティング広告ついて理解を深めよう!

この記事ではリスティング広告の規定と入稿手順について解説しました。始めて入稿する方はもここで説明している手順通りに進めていけば、誰でも入稿作業が行えます。

広告を頻繁に入稿することになる方も、あまり入稿を行わない方も実際に入稿作業をすることをオススメします。一度作業をすると、入稿の流れが分かるので、まずは手を動かしみることが大切です。

キャンペーンにおける必要な設定や広告を作成する際の注意点など、自分が把握できていなかったポイントを理解し、リスティング広告の知見を補完することができると思います。

また、入稿手順にイメージがついた方は手順を定着させるために自分なりのマニュアルを作成してみたり、リスティング広告の入稿方法を知らない人に説明したりするなどしてアウトプットをしてみましょう。

マニュアル作成や他の人教えられるようになると自分の理解もより深められると思います。リスティング広告の入稿から理解して、一流の広告運用者への道を歩み始めましょう。

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記事を書いた人

秋元 航平
秋元 航平

マーケティング

2019年4月に新卒で入社後、研修を経て運用チームに配属。toB、toC等の案件を担当した後、セールスチームに異動となる。趣味はお笑いと観賞(研究?)と謎解き。特に好きな芸人は東京03とバナナマン。

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