【2023年5月版】広告媒体別の審査保証日＆長期休暇前に確認すべき7つのこと

最新の情報は各公式サイトやお問い合わせよりご確認ください。

広告審査保証期日／アカウント開設期日／審査再開日

媒体毎に広告審査保証期日とアカウント開設期日、審査再開日を表にまとめています。

媒体	広告審査保証期日	アカウント開設期日	審査再開日
Google 広告	通常通り（1営業日程)	通常通り（3営業日程度）	5月8日（月）
Yahoo! 広告	通常通り	通常通り	通常通り
Meta 広告	なし（随時審査）	なし（随時審査）	なし（随時審査）
LINE 広告	通常通り(最短5分～最大5営業日程)	通常通り(5営業日程度)	通常通り
Twitter 広告	3営業日前まで（例：25日（火）に依頼をすると28日（金）に審査完了）	3営業日前まで	5月8日（月）
Criteo	なし （プレミアムパブリッシャーは4月21日（金））	4月21日（金）	なし （プレミアムパブリッシャーは5月8日（月））
SmartNews	通常通り	通常通り	通常通り
TikTok Ads	なし（随時審査）	なし（随時審査）	なし（随時審査）
Apple Search Ads	なし（随時審査）	なし（随時審査）	なし（随時審査）
logicad	4月21日（金）	4月21日（金）	5月8日(月)
Pinterest アド	なし（随時審査）	なし（随時審査）	なし（随時審査）
マイクロソフト広告	通常通り(2~7営業日程度)	通常通り(2~7営業日程度)	なし（随時審査）

最新の情報は各公式サイトやお問い合わせよりご確認ください。

上記の広告審査保証期日とは、GW 前に審査完了が保証されている広告入稿期日を意味します。基本的に通常通りの媒体が多いですが、早いところだと4月21日の金曜日になっています。

注意点としては、この期日で保証されるのは、あくまでも審査を行うこと自体で、広告が承認されるかは別ということです。

特に審査落ちしやすい医療系広告などでは、再審査が必要になることを想定して動いたほうが良いでしょう。

また、この期日の1週間前ぐらいから日本中の広告主が入稿に動き出すので、通常期よりも審査完了に時間がかかる傾向があります。この期日を過ぎても審査完了する可能性はありますが、広告の入稿は早めに行いましょう。

広告アカウントを開設する場合、アカウント自体の審査が、そもそも広告を入稿する前に行われます。

そのアカウント開設の申込み締め切り日がアカウント開設期日になります。繰り返しになりますが、広告の審査日とは別途設けられていますので、あわせてご確認ください。

サポート窓口の対応期日

審査落ち理由の問い合わせなどにも利用される、媒体のサポート窓口の対応日をまとめました。

媒体	サポート対応日
Google 広告	5月2日（火）まで 5月8日（月）から再開
Yahoo!広告	通常通り
Meta 広告	なし
LINE 広告	4月28日（金）まで 5月8日（月）から再開※①
Twitter 広告	通常通り
Criteo	4月28日（金）まで 5月8日（月）から再開※②
SmartNews	4月27日（木）まで 5月8日（月）から再開※①
TikTok Ads	4月28日（金）まで 5月8日（月）から再開※①
Apple Search Ads	なし
logicad	4月21日（金）まで 5月8日（月）から再開※①
Pinterest アド	4月28日（金）まで 5月8日（月）から再開※①
マイクロソフト広告	5月2日（火）17:30まで 5月8日（月）9:00から再開※①

長期休暇前の営業最終日や、営業再開した初日などは特に問合せ窓口が混雑しているため、電話など繋がりにくい場合があるようです。また GW 前に送ったメールでの問合せについても回答に時間がかるかもしれません。

なお、上記の問い合わせ方法は、あくまでも一般窓口を想定した記載なので、代理店専用の問合せ先については割愛しています。

銀行入金の反映期日

広告費の支払いをクレジットカードではなく銀行入金でおこなっている場合、GW 明けまでの分を忘れずに入金しておく必要があります。

媒体	入金反映日
Google 広告	通常通り（クレジットカードの場合即日、振込の場合3営業日程度）
Yahoo!広告	通常通り
Meta 広告	媒体側の期限なし
LINE 広告	通常通り
Twitter 広告	通常通り
Criteo	媒体側の期限なし
SmartNews	問合せ中
TikTok Ads	媒体側の期限なし
Apple Search Ads	媒体側の期限なし
logicad	媒体側の期限なし
Pinterest アド	媒体側の期限なし
マイクロソフト広告	媒体側の期限なし（ただし振込の場合5営業日程度）

媒体の期限の他にも金融機関自体の対応日もあるので、あわせてチェックしておきましょう。

GW 前に備えてやっておくべき7つのこと

GW 前に備えてやっておくべきことを7個に絞ってまとめました。漏れのないようにあわせてチェックしてください。

1. GW 前に開始したい広告は早めに入稿する
2. GW 中に配信終了の広告がある場合、GW 前に停止設定をおこなう
3. 季節関連のキーワードを登録する
4. キャンペーンの日予算を上げる
5. 残高不足で広告停止にならないように追加で入金する
6. 大きな方針変更や施策実施は4月早めにする
7. 事前に5月14日ぐらいまでスケジュールを考えておく

1.GW 前に開始したい広告は早めに入稿する

GW 中に配信開始したい広告があるのであれば、4月最低でも初旬から中旬にかけて入稿できていると安心です。

審査保証期日を過ぎていなくても、直前にはたくさんの広告主が広告を入稿するので、通常よりも審査に時間がかかる可能性があります。希望の配信開始日までに審査が通っているか分からないので、早め早めに動きましょう。

2.GW 中に配信終了の広告がある場合、GW 前に停止設定をおこなう

どうしても配信開始に意識が集中しがちですが、終了する広告の準備もお忘れなく。

たとえば、GW に開催するイベントやセールの広告は、広告キャンペーンの終了日を設定して、期日で配信停止されるようにしましょう。

BtoB ビジネスで5月8日（月）から配信再開するのであれば、4月29日（土）から5月7日（日）までで停止するようにスケジュール設定が必要かもしれません。またその期間中にある5月1日（月）と5月2日（火）の平日の配信を、おこなうのかまで決めて設定する必要があります。

3.季節関連のキーワードを登録する

物販での広告配信が主に想定されますが、GW 期間中の祝日やイベントに合わせて、検索されるキーワードを登録しておくと機会損失を防げるでしょう。

たとえば、「こどもの日」やそれに関連するキーワードです。また、除外するキーワードもあれば、あわせて登録しておけば完璧です。

4.キャンペーンの日予算を上げる

平日に比べ休日は年々、ネット利用の時間が全世代を通して増加傾向にあります。多くの企業が休みになり、日本全国でスマホを含めたネットの利用時間が増えると予想されます。

その結果、一時的に検索ボリュームや SNS 利用時間が伸びる傾向にあるでしょう。したがって、広告運用でも機会損失がないように広告予算上限を引き上げておきましょう。

なお、Google 広告や Yahoo! 広告では、キャンペーンで設定している日予算の最大2倍まで使用されるので、いくらで設定するか注意しましょう。

参考：令和元年版 情報通信白書｜主なメディアの利用時間と行為者率｜総務省

5.残高不足で広告停止にならないように追加で入金する

案外見落としがちなのが、広告アカウントのデポジット不足です。

GW 前半で消化ペースが上がってしまって残額がなくなり、GW 後半に全く広告配信されなくなっていたということがないように、広告アカウントの残高が不足しそうな場合には、早めに入金しておきましょう。

銀行振り込みの場合は、各媒体で入金反映日が決まっているのでご注意ください。

6.大きな方針変更や施策実施は4月早めにする

大きな方針変更や施策実施は、4月早めにおこないましょう。4月後半におこなうと、その方針や施策の影響なのか、長期休暇の影響かが分かりづらくなり、分析が困難になるケースが多いので注意しましょう。

なぜなら GW のような長期休暇は、通常とは異なる人の動きが生まれるので、悪化しても良化しても、施策による結果なのか、季節要因による結果なのかの判断がつきづらいためです。

ターゲットの動きが通常期とは異なり、コンバージョンの付き具合が良くも悪くも違います。

また競合要因については、企業の広告出稿にも変化があり、Yahoo! ブランドパネルなどを国内大手企業などが買い占め、アプリ広告でもビッグタイトルが集中的に予算投下してくるので、広告の配信量が激減したり、クリック単価が高騰したりもするでしょう。

「競合」と「消費者」の両方に大きな変化があるため、自社の広告設定を変えていなくても、これまでの通常期とは全く違ったパフォーマンスになる可能性があります。あらかじめこれらを想定しておくことが広告運用者として意識すべきポイントです。

早めに施策を開始したいかもしれませんが、2か月から3か月と中期的に見てこのタイミングで開始することがベストなのかを一度考えてみてください。

7.事前に5月14日ぐらいまでスケジュールを考えておく

休日やイベント、審査休業など、通常とは違うタイムスケジュールなので、5月14日ぐらいまでの動きは4月の早い段階でチェックしておきましょう。意外にも営業日数が少ないことがあるので、前倒し・逆算していきましょう。

GW 明けにある「母の日（5月14日（日））」くらいまで視野に入れ、配信のスケジュールを確認しましょう。

事前の準備で安心して余暇を楽しもう

GW も配信され続けるため、気に留めておくことが多い運用型広告ですが、しっかりと準備すれば問題なく良い運用ができます。今回の記事を参考に準備をして、不安の無い GW を楽しみましょう。