Google広告、Yahoo!プロモーション広告らが発信する媒体の公式情報は、いつの時代も大事な情報。
そこで2015年10月に『リスティング広告の勉強に役立つ公式サイトのまとめと使い方』という記事を公開しました。そこで紹介したのは、Googleが運営するナレッジサイトとその活用方法でした。
記事の公開から4年が経ち、Googleが発信する情報や場も変わってきており、いまは公式ヘルプを中心に学ぶことができるようになりました。
ということで今回は、これからリスティング広告を学びたい方に覚えてほしいGoogle広告ヘルプの使い方についてお話しします。
※本記事ではまず第一弾として、「検索連動型広告(以下、検索広告)」を学ぶのに役立つページを紹介します。
Google広告ヘルプより、リスティング広告の勉強に役立つ重要な項目を、
の3つに分けて解説していきます。本記事で紹介するGoogle広告の公式ヘルプは以下の通りです。
検索広告は、検索キーワードと連動して表示される広告です。
オンライン マーケティングをビジネスに活用する際は、有料広告とオーガニック検索結果の違いを理解しておくことが大事です。
課金はクリックごとで、地域やデバイスなどでターゲティングでき、広告のON/OFF、各種設定をいつでも変更できる特徴があります。
そんな検索広告の概要としてまず理解したいのは、「用語」と「広告が掲載される仕組み」です。
言葉を知らずして検索広告は語れません。まず初めに広告運用に必要な用語を学びましょう。
下記ページの「Google広告の基礎用語」に掲載されているものは、Google広告でよく使われる用語、「Google広告の用語集」は、アカウント構築や広告運用で困ったときに確認する辞書として使いましょう。
わからない用語があったときはこちらをご確認ください。Google 広告の一般的な機能や概念の定義のほか、より詳細な情報や設定手順へのリンクをご紹介します。
Google広告は、広告が表示される機会が発生するたびに「どの広告を、どの順番で表示するか?」を決めています。
そこで使用されるのが広告ランクです。広告ランクは、入札単価や広告の品質などにより決まる値です。
検索広告で実現しなければならないのは、まず広告が掲載されること。広告の掲載がされないと、クリックもコンバージョンも発生しないですからね。
そのため、どのような仕組みで広告が掲載されているかを学ぶことが必要です。
広告の掲載順位とランクの仕組み – Google 広告 ヘルプ
広告の掲載順位とは、オークションの結果における他の広告と比較した広告の掲載順位です。たとえば、広告の掲載順位が「1」であれば、その広告は 1 番目に表示され、他の広告がその広告の前に表示されることはありません。
Google広告は、「アカウント」「キャンペーン」「広告グループ」の3層で構成される仕組みです。
アカウントで管理するのは、ログイン情報やお支払情報です。キャンペーンでは、予算や地域などのターゲティングを管理します。
広告グループで管理するのはキーワードや広告文になり、それぞれに役割があるため、構成も学ばなければなりません。
まずは、こちらのGoogle広告の3層構造について解説されているページで基本の構成を確認しましょう。
Google 広告の構成について – Google 広告 ヘルプ
複数の広告を管理するにあたっては、Google 広告の 3 層構造について理解しておきましょう。用意した広告やキーワードを複数のキャンペーンや広
次にアカウント、キャンペーン、広告グループを「どのような基準で分けるとよいか?」を下記ページにて確認しましょう。
広告グループでアカウントを整理する – Google 広告 ヘルプ
アカウントを整理しておくと、適切な広告を適切なユーザーに表示しやすくなり、広告活動の効果のトラッキングも容易になります。検索ユーザーは、検索ボックスに入力した語句と関連性が高い情報を探しています。
広告掲載のとき基準になるのがキーワードです。ターゲットが検索しそうなキーワードを選びましょう。
こちらは、キーワードの仕組みを解説しているページ。まずはこちらから。
キーワードとは、ユーザーが検索している語句と広告を一致させるために使用される単語やフレーズです。目的のユーザーに適切なタイミングで広告を表示するには、広告キャンペーンで高品質かつ関連性の高いキーワードを設定することが大切です。
「どのような思考でキーワードを選ぶとよいか?」を解説したページです。
宣伝したい商品に合ったキーワードを登録することで、適切なユーザーに向けて広告を表示することができます。キーワードには、その商品やサービスを検索するときにユーザーが使いそうな語句を選びます。
マッチタイプは、【登録するキーワード】と【ユーザーが検索したキーワード】が「どのようにマッチしたときに広告を出すか?」を決める設定のことです。
マッチタイプを設定することで、広告配信の対象になるキーワードが決まります。
マッチタイプの概要を解説しているページです。まずは、こちらから。
キーワードのマッチタイプについて – Google 広告 ヘルプ
キーワードのマッチタイプは、Google 検索時にどのような検索語句で広告が表示されるかを左右する設定です。
マッチタイプを選ぶ思考について解説しているページ。
キーワードのマッチタイプは、どのような検索語句で広告が掲載されるかを決めるための設定です。
こちらのヘルプには「幅広いものから始め~」と書かれていますが、予算が月に数万円ほどと少ない場合は「狭く始めて、徐々に広げる」思考でも大丈夫です。
除外キーワードで設定できるのは、特定の語句を含む検索で広告を表示させないようにすることです。
ターゲットが検索してもコンバージョンに繋がらないと思う語句を除外すると、無駄な広告費を抑えることができます。
こちらのページでは除外キーワードの仕組み、マッチタイプの設定別による除外キーワードの表示対象について解説されています。
除外キーワードを設定すると、特定の検索語句を広告の表示対象から除外して、お客様の商品やサービスに関連する重要なキーワードを検索したユーザーのみに広告を表示することができます。
入札では、広告1回のクリックに対して支払ってもいい上限額を設定します。入札単価は、広告掲載を決める一つの要素なので、適切な金額に設定することが重要です。
設定する方法は「手動」と「自動」があります。
手動の場合、入札単価を広告主が自由に設定することができます。
自動の場合はシステムが自動的に入札単価を設定します。目標にするCPAや予算に対して、コンバージョンやクリックが最大になるよう自動的に設定する方法です。
入札単価(上限クリック単価)の概要について解説したページ。まずは、こちらを。
広告の 1 回のクリックに対してお支払い可能な上限額として設定する入札単価です。
入札単価を「手動」で設定するポイントを解説したページ。
クリック単価制での個別単価設定について – Google 広告 ヘルプ
クリック単価制での個別単価設定では、広告の 1 回のクリックに対する費用の上限額を設定できます。
「自動」入札の概要はこちらをご参考ください。
目標に合わせた入札戦略を選択する – Google 広告 ヘルプ
Google 広告で利用できる入札戦略には、複数の選択肢があります。キャンペーンの掲載先ネットワークと、キャンペーンで重点的に獲得を目指す要素(クリック、インプレッション、コンバージョン、または視聴)に応じて、最適な入札戦略を選択できます。
検索広告では特定の地域(都道府県・市区など)に限定して広告配信ができます。
来店や訪問など地域性のあるビジネスは活用することが多い機能です。
こちらは地域設定の概要ついて説明しているページ。
広告のターゲット地域を設定する – Google 広告 ヘルプ
Google 広告 のターゲット地域を使用すると、国、国内の地域、特定の地点を中心とした一定の範囲、または地域グループなど、選択した地域(関心の対象となっている場所、お店やサービスの所在地、ユーザー層を追加することも可能)で広告を表示できます。
特定の地域を「除外」する方法を解説したページはこちら。
広告を表示したくない地域を除外する – Google 広告 ヘルプ
キャンペーンを成功させるには、どの地域で広告を掲載するかが重要ですが、同時にどの地域で掲載しないかも重要です。
予算は、日単位で管理します。下記は予算の概要を解説しているページ。まずは、こちらから。
Google 広告では、キャンペーンの 1 日の平均予算を設定し、その予算をいつでも自由に変更することができます。1 日の予算は、1 か月を通して 1 日ごとに費やす平均金額です。
広告費として設定している予算を超える場合もあります。「どんなときに超えるのか?」は確認しておきましょう。
費用が 1 日の平均予算を超える場合がある理由 – Google 広告 ヘルプ
Google 広告では、検索ボリュームの多い日に広告の表示回数を増やすことで、広告主様の投資収益率(ROI)の最大化を図っています。
検索広告の成否を握る広告文。ターゲットに対して、どんな広告文をつくるか?ターゲットとなる検索ユーザーのニーズに応える広告文を作りましょう。
広告文は「見出し」や「説明文」、「表示URL」などいくつかの要素で構成されます。まずは、構成から理解していきましょう。
最近変更を行いテキスト広告を拡張したことで、顧客に伝えられるメッセージが増え、次のことができるようになりました。
2019年9月時点の標準フォーマットは、拡張テキスト広告になっています。3つ目の見出しと2つ目の説明文を追加したタイプの広告文です。下記のページで拡張テキスト広告の概要を理解しましょう。
最近変更を行いテキスト広告を拡張したことで、顧客に伝えられるメッセージが増え、次のことができるようになりました。
「広告文に、どんなメッセージを入れるとよいのか?」、「広告文は、1つの広告グループに何個つくるとよいのか?」、効果的な広告文にするポイントを解説したページを見て最適な広告文を作成しましょう。
効果的なテキスト広告を作成する – Google 広告 ヘルプ
具体的でユーザーとの関連性が高く、説得力のあるテキスト広告を作成し、広告効果を高めましょう。
広告文には、禁止されている表現があります。
例えば、使用できない記号や電話番号を広告文へ入力することなどです。広告文には、守るべきポリシーがあり、「どのような表現がNGなのか?」、基準と表現方法についてのページを広告出稿時に確認し、掲載している広告が違反していないか確認しましょう。
Google では質の高いユーザー エクスペリエンスを提供するため、すべての広告、表示オプション、リンク先に対し高い職業基準および編集基準を満たすよう義務付けています。Google で許可される広告は、明瞭で洗練されており、関連性が高く有用で操作しやすいコンテンツにリンクしている必要があります。
効果測定に使うのは「コンバージョントラッキング」というツールです。
指定のページでコンバージョンに繋がったキーワード、広告文を測定することができます。
まずは、コンバージョントラッキングについての概要を理解しましょう。
コンバージョン トラッキングについて – Google 広告 ヘルプ
コンバージョン トラッキングは無料のツールです。このツールを使うと、広告をクリックしたユーザーのその後の行動(商品を購入した、ニュースレターに登録した、電話で問い合わせをした、アプリをダウンロードしたなど)を把握できます。
次に仕組みと必要な設定を方法を確認していきましょう。
ウェブサイトでのコンバージョン トラッキングを設定する – リニューアル版 – Google 広告 ヘルプ
コンバージョン トラッキングを利用すると、広告のクリックが商品購入、申し込み、資料請求といった成果にどの程度つながっているか調べることができます。
広告配信した結果のパフォーマンスを確認する方法を学びましょう。
広告文、キーワードのパフォーマンスを確認する方法は下記のページの記載されています。
広告とキーワードのパフォーマンスを確認する – 従来版 – Google 広告 ヘルプ
Google 広告で高い成果を上げるには、アカウントのパフォーマンスを定期的に確認して見直すことをおすすめします。特に、広告とそのキーワードの両方について、ステータスとパフォーマンスを確認することが大切です。
検索ユーザーが実際に検索したキーワードを「検索語句」と呼びます。
検索語句をもとに広告文を追加したり、場合によってはキーワードを見直すアクションを取ることが効果的な広告運用に繋がるので、検索語句レポートは必ず確認しましょう。
検索ネットワーク内の実際の検索で表示された広告の掲載結果は、検索語句レポートで確認することができます。
また、そもそも広告が表示されていないこともあります。原因は、一時停止中、広告が不承認になっている・・・などです。広告が表示されないときは下記ページを参考に原因の究明を行いましょう。
広告が検索結果に表示されない – Google 広告 ヘルプ
Google 広告で高い成果を上げるには、アカウントのパフォーマンスを定期的に確認して見直すことをおすすめします。特に、広告とそのキーワードの両方について、ステータスとパフォーマンスを確認することが大切です。
パフォーマンスを確認して「キーワードを変えたい」と思ったときは、下記のページをご参考下さい。
作成したキーワード リストを改善し、掲載結果の向上を目指しましょう。
キーワードはキャンペーンの動力源であり、目的のユーザーに広告を表示するには、適切なキーワードを選択する必要があります。
またパフォーマンスがよくない場合、広告運用のアクションで効果的に機能するのは広告文の改善です。改善のヒントが解説されているので参考にしてみましょう。
広告とランディング ページを最適化する – Google 広告 ヘルプ
広告は、商品やサービスをユーザーにアピールする手段です。ユーザーが求めている情報をタイミングよく提示すれば、より高い成果を得られます。
そして、広告運用で定期的におこなうのが入札単価の変更です。
キーワードと入札単価を調整する – Google 広告 ヘルプ
ターゲットとするユーザーに広告を表示するには、広告キャンペーンで関連性の高い適切なキーワードを選択することが大切です。
上記のヘルプでは自動入札機能に解説されていますが、自動入札機能を使用するには「機械学習」を理解しなければなりません。機械学習については、以下をご参考下さい。
はじめて学ぶ機械学習 ー運用型広告で成功する7つのポイントー|キーワードマーケティングのブログ
「機械学習」 という言葉。いまでは毎日のようにインターネットで見るようになりました。 機械学習は、わたし達の身の回りで様々なシーンに使われています。例えば、「迷惑メールの判定」、「Amazonのレコメンド」、「AppleのSiri」など。 そんな機械学習はいまや運用型広告に欠かせない手法です。 運用型広告に使われている機械学習のひとつが、入札単価を自動的に設定する自動入札機能。弊社には、自動入札機能を導入してコンバージョン数が5倍以上アップした実績もあります。 ただ、機械学習ブームにのって自動入札機能を導入した結果、逆にコンバージョン数が減った方もいるのではないでしょうか?「とりあえず」で機械学習を使って、コンバージョンをガンガン獲得できるほど甘くはないのですね。
最近ではユーザーの検索環境はパソコンからスマホへシフトしているので、モバイル向けの最適化をテーマにしたこちらのページも参考するとよいです。
広告をモバイル向けに最適化する – Google 広告 ヘルプ
この記事では、広告をモバイル向けに最適化する方法について解説します。ここでご紹介する方法を参考にして、増え続けているモバイル検索のユーザーにアプローチしましょう。
今回ご紹介したGoogle広告をはじめとした運用型広告、ランディングページ、マーケティング全般の情報を配信しています。
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執行役員/インハウス支援室長
全国400社以上の研究会員の運用型広告・マーケティングコンサルティングを担当。養成講座では500人以上を教育。コンサル・講師・執筆業から、広告運用代行、ホームページ制作、システム開発まで担当。自社ビジネス成長のための製品開発、販売をする実践家でもある。自他ともに認める変わり者。徳島県出身。
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