Facebook 広告の詳細ターゲットを設定するとき、公式ヘルプに設定可能な項目の一覧がないために、項目の全てを確認できなかった経験や、設定項目に関するクライアントからの問い合わせの答えに困った経験はないでしょうか。
Facebook 広告の詳細ターゲット設定をすると、例えば「7日以内に誕生日を迎える、漫画のワンピースが好きな男友達」や「遠距離恋愛をしている旅行好きな女子大生」など、広告を配信したいターゲットを具体的に指定できます。
この記事では、ダウンロード可能な Facebook 広告の詳細ターゲット設定一覧(PDF)も掲載していますので、ぜひご利用ください。
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Facebook 広告の詳細ターゲットとは、 Facebook 広告で設定できるオーディエンスの1つで、利用者のデータや興味関心、行動などの項目を指定して広告配信のターゲットを絞り込むことができる設定です。
Facebook 広告では、大きく分けて以下3つのターゲットが設定できます。
中でも今回は最も細かく項目を設定できる詳細ターゲット設定について紹介していきます。
詳細ターゲット設定を使うと、クリックした広告、閲覧した Facebook ページ、使用しているスマートフォンの機種などのユーザーの趣味・関心、行動データを使用し、広告の配信対象を絞り込みできます。
詳細ターゲット設定で使われるデータには以下のようなものがあります。
また、詳細ターゲット設定では、指定した全ての条件に該当するユーザーのみを対象とする「and 条件」と、指定した条件の1つでも該当する全ユーザーを対象とする「or 条件」でターゲット項目を複数指定できます。指定したターゲット項目の除外設定も可能です。
詳細ターゲット設定で設定できる各項目について1つずつ解説していきます。
設定できる詳細ターゲットの1つである興味関心の項目は、スポーツ・アウトドアや音楽、映画、漫画などのユーザーの興味や関心が高いと思われる項目を設定できます。
漫画や雑誌などのジャンルでの設定もできますが、「ワンピース」や「ナルト」といった具体的な漫画名(固有名詞)まで設定できるものもあります。
特定の漫画のタイトルまで絞り込んで設定すると、「ワンピース」とコラボした商品の広告を配信するときに、「ワンピース」が好きな人にのみ配信できます。「BLEACH」や他の漫画だけが好きな人には配信されないため、商品を購入する確率が高そうなユーザーにのみ広告を配信できます。
「利用者層」は、学歴や子どもの有無、職業の種類などを指定できる項目です。学歴は「大卒」や「高卒」から、「高校中退」や「大学中退」まで指定可能です。また、職業の種類は「製造」や「公務員」などの業種での設定や、「企業間取引を行う大企業の社員(社員数500人以上)」といった企業規模による指定も可能です。
さらに、「オーナー経営者」「代表取締役」のような役職でも選択可能なため、経営コンサルティングや企業保険など、決裁権を持った役員以上をターゲットとする法人向けサービスの広告配信で活用できます。
また、仕事の役職に関わらず「利用者層」のライフイベントでは、誕生日の指定や遠距離恋愛中、婚約中かなどのステータスまで設定できます。
「行動」は、ユーザーの行動データに基づいてターゲティングできる項目です。例えば「旅行から帰ってきて1週間以内であると思われる人」や「カナダに住んでいた人」といった項目が指定できます。
他にも「サッカーファン」や「サッカーファンの友達」という条件も選択可能で、パブリックビューイングを開催して新規顧客の獲得を狙うスポーツバーの宣伝や、ワールドカップコラボ商品の宣伝をおこなうアパレル企業が広告を配信する場合にも、絞り込んだターゲットに広告を配信可能です。
さらに、使っているスマホやデバイスの種類でもターゲティングが可能です。例えば、iPhone ケースや AirPods の関連グッズの広告を配信するときに、対応する機種を使っているユーザーのみをターゲットに広告配信ができます。
実際に選択できる詳細ターゲットの項目を紹介します。各ターゲティングを資料にまとめたので下記ボタンよりダウンロードしてご活用ください。
以上で紹介した項目は、「詳細ターゲット設定」の検索ウィンドウ横にある「参照」から確認できる項目です。この他にも「ワンピース」「ナルト」のような具体的な項目は、直接検索ウィンドウに入力しないと確認できない項目もあるので、気になったものは一度検索ウィンドウに入力し確認することがおすすめです。
「7日以内に誕生日を迎える、漫画のワンピースが好きな男友達」という詳細ターゲットを設定したい場合は、「利用者層」の「ライフイベント」から「7日以内に誕生日を迎える男性の友達」の項目を選択したうえで、「興味関心」からワンピースの項目を追加することで設定できます。
このように「利用者層」と「興味関心」、「行動」の項目を自由に組み合わせてターゲティングができるので、自社の商品やサービスにあわせて、細かなターゲティングができるのが魅力的な点です。
ここからは実際に詳細ターゲットの設定方法を紹介します。詳細ターゲット設定は広告マネージャーの「広告セット」の編集から設定可能です。
広告マネージャーから作業対象の広告セットを選択後、「編集」を押してオーディエンス項目にある「詳細ターゲット設定」という項目で設定します。
広告セット内のオーディエンス項目の検索ウィンドウに設定したいターゲティング項目を直接入力するか、検索ウィンドウ横の「参照」をクリックし、一覧からターゲティング項目を選択すると詳細ターゲット設定が可能です。
広告セットで詳細ターゲットを設定したら、「公開する」をクリックすると設定が広告に反映されます。
ここで「公開する」を押していないと、下書き状態のままで反映されません。設定後は「公開する」までしっかりと確認しましょう。
Facebook 広告では、類似ユーザーなどのカスタムオーディエンスや年齢・性別といったターゲティング以外にも詳細ターゲット設定を活用することで、より狙ったターゲットに対して広告を配信できます。
詳細ターゲット設定はかなり細かく設定できる一方で膨大な項目が存在するため、この記事で紹介した項目を参考にしながら商材にあった適切なターゲットへ広告を配信できるようにしましょう!
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広告運用 コンサルタント
2020入社。大学でマーケティングを専攻→キーマケに入社し広告事業部に配属される。配属後2ヶ月で動画広告作成に携わる等、検索やディスプレイ広告以外も勉強中。趣味はギターと温泉。特に冬の露天風呂は至高。
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