運用型広告の世界に入って6年目になりますが、いきなり「Googleディスプレイ広告で設定できるターゲティング方法を説明してください!」と言われるとドキッとしますよね。(しません?)
いざ広告の設定しようと思うと、管理画面が大きく変わっていたり、聞いたことのないターゲティング方法が追加されていたり、アフィニティとインテントの違いがよく分からなくなっていたり。正直、毎回調べ直すの面倒ですよね・・・。
というわけで、最新のGoogleディスプレイ広告で設定できるターゲティング方法とそれぞれのターゲティングを使うべきシーンについてまとめました。
本記事の最後で「Googleディスプレイ広告 ターゲティング完全網羅マニュアル(全119ページ)」もダウンロードできますので、ぜひともお手元に置いてご活用ください。
Googleディスプレイ広告のターゲティングを考える時、次の2つの区分を意識してください。
それは、「誰に出すか」と「どこに出すか」です。
Googleディスプレイ広告では、広告を見てほしい人に対するターゲティングと、広告を表示させたい場所(サイト)に対するターゲティングを設定することができ、それぞれをターゲティング対象にすることも、それぞれを掛け合わせることもできます。
それぞれに設定できるターゲティング方法は以下の通りです。
これだけたくさんのターゲティング方法が存在すると、どのターゲティングをどのように使えばよいか迷ってしまいますよね。それぞれ詳しく解説していきます。
特定のサイトに広告を表示させたい場合は「手動プレースメント」を使用します。
「手動プレースメント」では、表示させたいサイトをURL単位で指定します。
特定のサイトを指定する場合の注意点としては、サイトを指定することで意図しない場所への広告配信を避けられる一方で、思ったほど広告配信がされないことで機会損失を発生する可能性が高まります。
ほとんどのケースでは、後述の「自動プレースメント」を使用してターゲティングを行い、成果に繋がらないプレースメントを手動で「除外していく」運用がオススメです。
特定のサイトではなく、サイトのジャンルで指定することができるのが「自動プレースメント」です。
自動プレースメントの設定には、下記の情報を使います。
トピックは、Googleが独自で設定しているトピックリストから選択する方法、キーワードは、登録したキーワードと関連度の高いウェブサイトが自動的に選択される方法です。
ターゲット ユーザーがよく閲覧するサイトと関連したキーワードを選びます。認知度の高い有名なブランドがある場合は、ブランドに関連するキーワードを設定します。
広告グループ: ブラウニー
キーワード: チョコレート ブラウニー、ダーク チョコレート ブラウニー、チューイー ブラウニー、デザートレシピ、ブラウニー レシピ
トピックには下記のような項目が含まれます。(一部抜粋)
誰に広告を表示するのかを決定するターゲティング方法には、下記の6種類が存在します。
それぞれターゲティング方法の説明と選び方は、こちらの資料内で解説していますので、ここでは分かりにくく混同しやすい「インテントとアフィニティ」の違いについて解説いたします。
アフィニティは、趣味・嗜好と考えることができます。ここで重要なのが、アフィニティはその人を「形作る」趣味・嗜好だということです。
つまり、一時の興味・関心ではなく、一定期間に渡って継続して「好き」だと感じているもの指します。
私であれば、「1980年代の日本語ロック、ポップス」や「最新のデジタルガジェット」でしょうか。
いつの時でも「好き」だと言えるものをアフィニティだと考えてください。
先ほど、私のアフィニティは「1980年代の日本語ロック、ポップス」や「最新のデジタルガジェット」とご説明しました。
しかしその一方で私は日々、様々なサービスや商品を申し込み、購入をしています。
例えば、
このように、その時々で起こる購買意欲、行動が「インテント」であり、これはアフィニティとは大きく異なります。
何かを買おうと比較検討している時の検索行動を思い浮かべていただくのが一番分かりやすいかもしれません。
つまり、アフィニティで自社のサービスに興味があるユーザーをターゲティングするのも重要ですが、それ以上に「今、これが欲しい!」というユーザーをターゲティングするインテントの利用が重要になります。
インテントの設定には、用意されているジャンルから指定する「購買意向の強いユーザー層」と、キーワードやURLを入力して設定する「カスタムインテント」の2つが存在します。
ユーザーの刹那的な心の動きをターゲティングするインテントは多岐に渡るため、自社のサービス・商品の購入、比較検討シーンを想定して「カスタムインテント」として設定することをオススメいたします。
キーワードマーケティングでは、ディスプレイ広告のターゲティングを設定する場合、原則次のような優先順位で設定します。
ディスプレイ広告は、配信対象が膨大になるため、広告予算の範囲内で優先順位を決めてターゲティングを広げていきます。
サイトリターゲティングとコンバージョン類似に関しては、ほとんどのケースで良い成果に繋がりますので必ず設定することをオススメします。
ここまでに紹介したものも含む、Googleディスプレイ広告で設定できるターゲティング方法を一冊のマニュアルにまとめました。
続きをご覧になりたい方は、下記のフォームより資料をダウンロードしてください。
代表取締役社長
1989年生。愛知県名古屋市出身。2016年7月よりキーワードマーケティングに入社。ニアショア拠点である九州佐賀支社の立ち上げに携わり、広告運用のオペレーションセンターの立ち上げを成功させる。オウンドメディアを立ち上げ、年間350件以上のお問い合わせを生むメディアへと成長させる。2019年4月に取締役COOとして組織運営に参画、2024年3月より代表取締役社長に就任。
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