早いもので、もう2023年の折返し地点です。弊社の新卒も配属され、各々のチームで毎日慣れない業務にあたふたしながらも対応しています。徐々にできることが増えてきているので、半年後、1年後が楽しみです。
教えている上司や先輩メンバーから「〇〇のブログ読んでみて!」や「先週出た〇〇の記事に△△のことが書いてあるから、参考にしてみて!」などの声が聞こえ、編集部としてはうれしい限りです。
社内メンバーからもよく読まれている「キーワードマーケティングのブログ」ですが、今回は2023年上半期に社内外問わずよく読まれ、SNS で多く言及された人気記事を10個に絞ってお届けします。まだ読んでいない方はこの機会にぜひお読みください!
2023年最も人気だったのは、弊社代表の滝井が執筆した、2023年のネット広告関連で注目していることをまとめた記事です。イーロン・マスク氏が就任した Twitter 社の動きや Microsoft 広告の台頭、検索広告に似ている Pinterest 広告などを取り上げています。
「巣ごもり消費」から「巣立ち需要」への変化も注目ポイントとして挙げましたが、政府や自治体の支援、協力もあって国内外の旅行者数も徐々に戻りつつあります。
年度 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 |
---|---|---|---|---|---|
国内線旅客数(人) | 44,325,835 | 42,916,334 | 12,660,650 | 17,959,225 | 34,534,798 |
国際線旅客数(人) | 10,093,299 | 9,416,415 | 427,392 | 825,524 | 4,212,581 |
1年の始まりにある程度の予測を持っておくことで、最新の情報が入ってきたときに、すばやくマーケティング施策に活かすことができます。下半期も記事で取り上げたことに関連したトピックに注目しつつ、常に情報感度を高くして日々の業務をおこなっていけたらいいですね。
代表滝井が2023年のネット広告関連で注目していることを10個に絞ってお伝えします。新しい広告媒体の「マイクロソフト広告」や「Pinterest 広告」、縦型動画広告の台頭などわかりやすく解説します。
2022年5月から日本でも Microsoft 広告が配信できるようになり、気になっている方や実際に運用した方も多いはずです。こちらの記事では、実際の配信事例を参考に、Microsoft 広告の特徴や配信方法を分かりやすく解説しています。
Microsoft 広告の検索広告は、ユーザー母数に比例して配信量は少ないですが、競合が参入していない商品やサービスでは低い CPA で数十件のコンバージョン獲得が可能です。現在 Bing の検索エンジンのシェア率は9.61%になっており、次第にシェア率が伸びつつあります。
また、Microsoft 広告は Google 広告からキャンペーン情報をインポートして設定ができるので、少ない工数で広告の配信準備ができるのも魅力的な点です。記事では細かい設定方法を画像を用いて説明しているので、Microsoft 広告を検討している方はぜひご覧ください。
マイクロソフト広告とは?特徴やタグ設定、配信方法からGoogle/Yahoo!広告との違いを解説
マイクロソフト広告とは、検索連動型広告とディスプレイ広告を配信できる運用型の広告媒体で、検索広告は Microsoft Bing の広告枠、ディスプレイ広告は Microsoft Edge、Outlook、MSN などの広告枠に配信できます。
Facebook 広告の詳細ターゲットとは、 Facebook 広告で設定できるオーディエンスの一つで、利用者のデータや興味関心、行動などの項目を指定して広告配信のターゲットを絞り込むことができる設定です。
例えば、「興味関心」カテゴリの「漫画」の中から、「ワンピース」や「ナルト」のように具体的な漫画名(固有名詞)で絞り込みも可能です。
Facebook 広告の詳細ターゲットで設定可能な項目は、公式ヘルプなどで一覧になっていないので、記事内では項目一覧をダウンロードできるようにしています。個人情報の入力なしでダウンロードできるので、どんな設定項目があるか気になる方はぜひご覧ください。
詳細ターゲット設定を活用することで、確度の高いユーザーに広告を配信できます。自社の商品やサービスに合う項目を見つけたら、一度試してみても良いかもしれません。設定方法も記事内で紹介しているので参考にしてみてください。
【項目一覧付】Facebook広告の詳細ターゲット設定とは?具体例や活用シーンも解説
Facebook 広告の詳細ターゲットとは、 Facebook 広告で設定できるオーディエンスの1つで、利用者のデータや興味関心、行動などの項目を指定して広告配信のターゲットを絞り込むことができる設定です。
4つ目に紹介するのは、話題になっている「Pinterest 広告」を紹介する記事です。ほかの広告媒体との違いや費用のかかり方、ターゲティング、設定方法まですべてを知れる記事になっています。
Pinterest 広告は プラットホームの特性やターゲティング精度の高さから、一般の投稿に馴染んで広告が表示されることが多いです。また、受動的にコンテンツを消費する Instagram のような SNS に比べ、Pinterest は能動的に情報を求めているユーザーが多いので、そういった面では検索広告に類似しています。
記事では実際の広告管理画面のキャプチャをもとに、Pinterest 広告の配信方法を紹介しています。設定時の注意点(タイムゾーンの設定など)も記載しているので、今後 Pinterest 広告の配信を考えている方はぜひご覧ください。
ピンタレスト広告(Pinterestアド)とは?特徴と費用、ターゲティングから出稿方法までを一挙解説
ピンタレスト広告(Pinterest アド)とは、画像や動画を用いてショッピングやカルーセル、コレクションなどのフォーマットの広告をピンタレスト上のホームフィード、検索結果、関連ピンの一覧に配信できる広告です。
人気の「ベテランシリーズ」の中でも、 Amazon の「スポンサーディスプレイ広告」をテーマにした記事が第5位にランクインです。
ほかの Amazon スポンサー広告(スポンサープロダクト広告やスポンサーブランド広告)がキーワードや特定の商品でターゲティングするのに対し、スポンサーディスプレイ広告は「人」をもとにターゲティングします。「人」をもとにしたターゲティングなので、過去の Amazon 内での行動などからコンバージョン確度の高そうなユーザーに広告を配信します。
Amazon の「スポンサーディスプレイ広告」のターゲティング方法や設定方法も紹介しているので、EC サイトを運営していて、まだ Amazon 広告を出していない方は参考にしてみてください!
ベテランが解説!Amazon「スポンサーディスプレイ広告」とは。設定方法からターゲティングまで詳しく紹介
Amazon のスポンサーディスプレイ広告とは、 興味関心や過去の行動データをもとにターゲティングをして配信するディスプレイ広告で、商品詳細ページやカスタマーレビュー、商品検索結果ページやおすすめ商品の下の広告枠など Amazon 内の掲載面はもちろん、外部サイトの Twitch や IMDb などのアドネットワークにも表示される広告です。
続く6位の記事も「ベテランシリーズ」から、仕事でミスが続くときにやるべきことを紹介する記事です。運用型広告に15年以上携わり、その前はいろいろな業界、職種を経験した筆者が語るのだから間違いない内容になっています。
数多くの経験をしてきた筆者ですが、仕事でミスが続くときは一度原点に立ち返るためにも「時間」と「心」に余裕を作ることを意識しているようです。
ミスは余裕のなさから発生することもあります。まずは落ち着くためにも、時間と心に余裕を持つ方法を試してみてはいかがでしょうか。
ベテランが教える、仕事でミスが続くときにやるべき「時間」と「心」の余裕を作る方法
仕事でミスが起きる3つの要因(何をいつすべきかが把握できていない/ 作業のやり方が分かっていない/余裕がない)とその解決方法を「余裕の作り方」にフォーカスしてお伝えします。
レスポンシブ検索広告で思った以上に成果が出ずに困った経験はありませんか?筆者がまさにそのような状況に陥ったときに、改善策がまとまっておらず苦労したと聞きました。
成果の悪いアセットの見直しでは、言い回しが改善できないか、ユーザーが使う言葉で言い換えられないかを考えましょう。それ以外にも季節性のある言葉や、キャンペーン、セールに関わる言葉をいれると良化できる可能性があります。実際に季節訴求をしたものとそうでないものの成果の比較が以下の通りです。
広告文 | 表示回数 | クリック数 | クリック率 |
---|---|---|---|
季節訴求なし | 12,000 | 2,500 | 20.83% |
季節訴求あり | 7,800 | 1,850 | 23.72% |
季節訴求があると、表示回数とクリック数は季節訴求のないものより劣りますが、クリック率は高くなりました。
レスポンシブ検索広告で成果がでない!本当に効果があった6つのアセット改善策を共有します。
レスポンシブ検索広告の成果が伸び悩んだときに試してみたい6つの方法を紹介します。実際の配信結果もあるので、自社の商品やサービスにあえばぜひお試しください。
DSP(Demand Side Platform:デマンドサイドプラットフォーム)の一つである Logicad(ロジカド)を紹介した記事が8位にランクインしました。Logicad は以下の3つの特徴があります。
配信面も幅広く、msn や goo といったポータルサイト、朝日新聞 DIGITAL や YOMIURI ONLINE といったニュースサイト、mixi、にゃんこ大戦争といったアプリなどさまざまです。
Google 広告に比べてコンバージョン単価が高くなりやすい DSP が多いのに対し、Logicad はコンバージョン単価を抑えた獲得が得意な媒体です。DSP に興味のある方はこの機会に Logicad の運用を検討してもいいでしょう。
Logicad(ロジカド)とは?特徴と配信面、広告メニュー、配信までの流れを紹介
Logicad とは、各種ポータルサイトやニュースサイト、アプリなどを配信面に持ち、認知から興味・関心、比較・検討、購入・申込まで、ユーザーの状態にあったターゲティングが可能な DSP(Demand Side Platform:デマンドサイドプラットフォーム)です。
Google 広告の最適化案は、それぞれのキャンペーンで成果が向上する見込みがあると判断された場合にのみ表示される機能です。表示される最適化案には、入札戦略の切り替えやキーワードの追加/削除、オーディエンスやタグに関する追加設定や改善案などがあります。最適化案は大きく分けて10種類あります。
上記の項目の中でもさらに細かく分けられていますが、すべて記載通りに適用しなくても広告の配信は可能です。
数多く最適化案が表示される場合は、課題があるキャンペーンからチェックしていき、スコアの数値が大きく改善されるものや抱えている課題にマッチするものから適用していきましょう。
Google広告の最適化案とは?施策の詳細と活用のために必要な考え方
Google 広告の最適化案とは、キャンペーンの掲載結果を向上させるための Google によるサポート機能です。最適化案は、それぞれのキャンペーンで効果的だと判断されたものに対してのみ表示されます。
広告運用をしていると、やることが多くて、うっかりミスが起こってしまうことも・・・。一つのミスが大事に繋がりかねないので、できる限りミスはおこさない方がいいですよね。そこで、弊社で10年以上広告運用をおこなっている運用マネージャーに、広告配信時やタスク管理、クライアント対応などで使えるミス予防術をヒアリングしました。
具体的にどのような方法かも記事内で詳しく説明したので、新入社員はもちろん、仕事に慣れてきた2~3年目、マネージャーや先輩社員になったみなさんも読んでみてください。
広告運用マネージャーが教えるミス予防術。広告配信時やタスク管理、クライアント対応時に確認したい10のこと
運用マネージャーに聞いた仕事のミス予防術を10個にまとめました。明日から使えるTipsばかりなので、ぜひ参考にしてください。
ここまで読んでいただきありがとうございます!2023年上半期もあっという間に終わりましたね(みなさんはいかがでしたか)。
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編集部
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