2022年も残すところあと1週間ほど。気づけば今年も「あっという間に1年が終わるねー」という声が聞こえてきそうな季節になりました。インターネット広告含め Web 関連のトピックの移り変わりは早く、情報が常にアップデートされました。編集長である僕も、社内メンバーが書いた記事を読んで、公式の情報を確認して、やっとの思いで最新情報に追いついています(汗)。
キーワードマーケティングのブログでは、実際に広告運用をおこなう社内メンバーが、自身の経験をもとに、「役に立つ」と「わかりやすい」を意識して情報をまとめています。そこで、公開した記事の中から最も読まれた記事 TOP 10に絞って、記事の概要と製作背景などをお伝えします。見逃した記事がある方はこの機会にぜひお読みください。
1つ目に紹介するのは、毎年年始に公開しているネット広告関連でその年に予測される10の出来事をまとめた記事です。お正月休みから切り替えるために、仕事初めの1月4日に読んでもらえるよう企画している記事です。
代表の滝井が前年のネット広告関連の事象を振り返り、その年に起こるであろうことをまとめた記事です。
「外的環境リスクに強いネット広告が力強く伸長する」は、データからもひと目で分かる通り右肩上がりの市場成長率であり、「広告の勢力図が変わる」は、新興広告媒体が日本に参入もありさらに激しくなりました。
2023年以降、注目したい新興広告媒体として「Pinterest(ピンタレスト)アド」や「Microsoft(マイクロソフト)広告」があります。まだまだ情報が少ないですが、初期の Facebook 広告(Meta 広告)と同じような雰囲気があるという声も耳にします。今後、注目しておきたい媒体です。
2022年にネット広告関連で予測されることを解説しました。外的完了リスクに強いことから、2021年以上に成長が見込まれ、運用者に求められることも変わると予測しています。ぜひ記事を参考に今後の業界の方向性を予測してみてください。
2022年は実際の管理画面の画像を用いて設定方法を解説した記事が多くの人に読まれました。中でも1番人気だったのが、広告運用者3年目のスタッフが執筆した、「Facebook 広告の始め方」記事です。
Meta 広告マネージャ(≒広告管理画面)のキャプチャを1枚1枚丁寧に撮影し、文字入れまでして説明しています。
設定方法を解説しつつ、Tips も要所要所で紹介しているので、広告配信を初めておこなう方にも優しい内容になっています。
「3年目の私が後輩に教えた便利な Tips も紹介」というタイトルにふさわしく、執筆者が部下に教えるように書いてくれました。実際に社内で丁寧に教えている姿はさすが3年目!と思える頼もしい存在です。
【画像で解説】Facebook広告の始め方。3年目の私が後輩に教えた便利なTipsも紹介
初心者のためにFacebook広告の始め方をまとめました。設定時に最低限理解しておきたい言葉の意味や、入札戦略の詳細、広告作成時に参考になる広告ライブラリの紹介なども記載しています。
次に紹介するキャンペーン URL 作成ツール「Campaign URL Builder(キャンペーン URL ビルダー)」の概要と使い方を解説した記事もまた、画像を多く使った記事です。
Web サイトの運営や広告運用で欠かせないデータ解析は、専用の URL を設定しないと正しく計測されません。URL に自分で値とパラメータを付与すれば作業は、慣れている人には簡単な作業かもしれませんが、業界未経験や新卒の方は少し不安ですよね。そんなときに活躍するツールが Campaign URL Builder です。
記事内では、どこに何を入力すればいいのかをキャプチャに文字入れをして解説しています。
Campaign URL Builder を使い始めた頃に悩んでいた、参照元とチャネルの違いや、メディアに何があるかなど、実体験をもとに記事の執筆をしました。
また、自分が訪問した Web サイトで気になったパラメータをもとに、設定時に気をつけたい3つの注意点もピックアップしました。参考にして頂けたら嬉しいです。
【画像で解説】キャンペーンURL生成ツールとは?使い方と間違いがちな3つの注意点
Campaign URL Builder(キャンペーン URL ビルダー)とは、Google が提供するパラメータ付きの URL を生成する無料ツールです。パラメータ付きの URL を設定しない場合、広告を経由していても参照としてカウントされたり、参照元なし(direct / none)となってしまうなど正しい計測データが取れなくなるので、パラメータを付与します。
4番目に人気だった記事は、まだまだ伸び代がある TikTok 広告の出稿方法やターゲティング、課金方法をまとめた記事です。2017年に日本に上陸し、約5年が経過した今でも注目を集め続けているプラットホーム TikTok は、運用型広告の中でも要チェックの媒体です。
Google トレンドの過去5年間の日本での検索ニーズを見てみても、右肩上がりであることが伺えます。
世間的にもまだまだ TikTok 広告の配信事例は少なく、どんなターゲティングができるのか、設定時に何を選べばいいのかわからない方も多いと思います。記事内では、設定項目を1つ1つ照らし合わせながら確認して設定ができるように広告管理画面のキャプチャを用いて解説しています。
編集をする上で、「ここのボタン押したらどうなるか気になる!」や「広告が不承認になったらどこを見たらいいの?」という疑問点を、執筆者に解消してもらい分かりやすい記事を目指しました。
最短1日でアカウント開設できる TikTok 広告を始めるキッカケになる記事です。まだ読んでいない方はぜひご覧ください。
【初心者のためのTikTok広告】出稿方法やターゲティング、課金方法までを徹底解説
TikTok 運用型広告では、TikTok アプリ内や、動画共有アプリ Buzz Video 、TikTok が運営するモバイル広告プラットホーム Pangle などに広告配信ができます。縦型動画広告ならではの設定やコツを紹介します。
運用型広告必須のツール GTM(Googleタグマネージャー)の基本を紹介する記事はこれまで弊社のブログにありませんでした。そこで、「超初心者でもわかるような解説記事を」とお願いして書いてもらったのが記事です。
GTM でできることはもちろん、権限ごとの作業可能なものをわかりやすく表にまとめました。また、初心者にはわかりづらい、タグ発火とトリガーの仕組みは図説で解説したので、誰でも一度で理解できるのではないかと思います。
トリガーの仕組みは、ユーザーの行動をキッカケにコンバージョンタグが発火することを表した図説になっています。
この記事を参考にすれば基本的な設定方法は問題なくおこなえるはずです。周囲のわからない人や部下の方などに、おすすめしてください。
【画像で解説】GTM(Googleタグマネージャー)とは?トリガーや変数などの用語解説から設定方法まで
Google タグマネージャー(GTM)とは、Google が提供しているタグ管理ツールです。タグ管理ツールは、タグを一元管理できるため、サイトのソースコードが煩雑にならないメリットがあります。さらに、無料で利用できる点やサイト修正が必要ない点から、代理店がクライアントやサイト制作会社に修正依頼をする手間が省けます。GTMを使う上で覚えておきたい用語や仕組みを解説します。
弊社には、広告運用のオペレーション業務(入稿作業や検索クエリの確認など)をおこなうチームが佐賀の支社にあります。広告運用をサポートする佐賀支社は、縁の下の力持ち的存在でもあります。
Google Apps Script(GAS)を使いこなしている佐賀支社のメンバーが、初めて GAS を触る人にも分かるように丁寧に使い方を紹介した記事です。GAS でスプレッドシートを自動複製する方法は、広告運用以外の業務でも大活躍間違いなしでしょう。
よく見るコードを表にまとめるというアイデアは、GAS 未経験の執筆者からの提案でした。初心者にも寄り添った記事になっています。
コピペで使えるコードを用意したので、まずは使ってみて、それからどんな仕組みになっているか記事を読みながら理解できると、今後自分で応用していけると思います。年末年始のお休みの間に勉強してみてはいかがでしょうか?
【効率化ナレッジ】Google Apps Script(GAS)を使って月別数値レポートを自動複製する方法
Google Apps Script(GAS) とは、Google が提供しているプログラミング言語で、Google の各種サービスやその他のツールなどと連携ができます。GASを初めて学ぶ方に向けて「スプレッドシートの自動複製」を例にして使い方を紹介します。
次に紹介する記事は、Google 広告や Yahoo!広告で使える「広告表示オプション」のサイト内の特定ページへのリンクを広告に追加表示できるオプション「サイトリンク表示オプション/クイックリンク表示オプション」についてです。
「サイトリンク表示オプション/クイックリンク表示オプション」を使うと、通常の検索広告で設定したランディングページの URL 以外にも、料金表や資料請求、会社情報、商品一覧ページなど任意のページへの流入を促すことができます。
開始日と終了日を設定できるサイトリンク表示オプション/クイックリンク表示オプションは、期間限定セールなどでも活用できます。
執筆時には、基本的な機能だけでなく Tips として役に立つ情報を載せようと、設定を説明する箇所でお役立ち情報(Tips)も2つ載せています。
アンカーリンク(URL の末尾に「#」をつけてページ内の特定の箇所に遷移させるもの)が設定可能なことも解説しました。ぜひご参考下さい。
サイトリンク表示オプションとは?仕組みや設定方法を詳しく解説
サイトリンク表示オプション(Google 広告)/クイックリンク表示オプション(Yahoo!広告)は、サイト内にある特定ページへのリンクを広告に追加で表示できる検索広告のオプションの1つです。
すでに対応済みの人がほとんどだと思いますが、2022年6月末には、Google の拡張テキスト広告の新規作成と編集ができなくなりました。
拡張テキスト広告の今後の利用について
2022 年 6 月 30 日を過ぎると、拡張テキスト広告の作成および編集はできなくなります。ただし、既存の拡張テキスト広告は、レスポンシブ検索広告とともに引き続き配信され、パフォーマンス データも各種レポートに表示されます。また、拡張テキスト広告の一時停止、再開、削除も必要に応じて可能です。電話専用広告と動的検索広告は、引き続き作成および編集できます。
引用元:Google 検索で適切なメッセージをより簡単に表示できるようにする|Google 広告 ヘルプ
情報の移り変わりが多いインターネット広告業界は、都度の対応が求められます。媒体が発表するアップデートを含むリリース情報をわかりやすく伝えていることも、弊社のブログならではだと思います。
Google の拡張テキスト広告の新規作成と編集ができなくなる前に、やっておくべきことをまとめた記事は、広告運用者からの企画でした。世の中のマーケターや広告に携わる人のためになったのではないかなぁと改めて思います。
2022年6月末でGoogleの拡張テキスト広告の新規作成と編集が不可能に!広告運用者が事前にやっておくべきこと
2022年6月30日より、Google 広告の検索キャンペーンで拡張テキスト広告の作成と編集ができなくなります。6月30日までに優先してやっておくべき3つことを紹介します。
タイトルにもある通り、「今さら聞けない!」言葉「CVR」の意味と業界別の平均 CVR、改善のためのチェックポイント、具体的な改善例をまとめた記事が人気の記事としてランクインしました。
4月からの新卒社員や異動などでマーケティングや広告関連の仕事に新しく関わる人に届けたいと2月末に公開したものです。CVR と言えど、ケースバイケースな側面もあるため、自社の数字がどのくらいに位置しているかがわかるよう、業界別の平均値も掲載しました。
ビジネスカテゴリ | Google 検索広告の平均 CVR |
---|---|
アート&エンターテインメント | 5.9% |
動物とペット | 19.1% |
アパレル/ファッション&ジュエリー | 3.6% |
弁護士および法務サービス | 11.5% |
自動車—販売中 | 6.5% |
自動車—修理、サービス、部品 | 15.2% |
美容&パーソナルケア | 7.7% |
ビジネスサービス | 6.7% |
キャリアと雇用 | 5.3% |
歯科医&歯科サービス | 13.8% |
教育と指導 | 6.1% |
金融と保険 | 5.5% |
家具 | 3.2% |
ヘルス&フィットネス | 10.3% |
ホーム&リノベーション | 13.2% |
インダストリアル&コマーシャル | 9.3% |
パーソナルサービス | 10.5% |
医師と外科医 | 19.15% |
不動産 | 3.9% |
レストラン&フード | 6.8% |
ショッピング、収集品、ギフト | 6.7% |
スポーツ&レクリエーション | 6.1% |
トラベル | 6.0% |
今さら聞けないCVR(コンバージョン率)とは?業界別平均と改善のための6つのチェックポイント
CVR とは Conversion Rate の略で、広告のクリック数やサイト訪問者数のうち何件がコンバージョンしたかの割合のことを指します。Google 検索広告と Facebook 広告の業界別 CVR 平均をもとにして、自社の広告が低い水準なのか、その場合どう対処したら良いのかを紹介します。
最後は、デザイン初心者でもプロ同然の画像作成ができるツール「Canva」でバナー広告を作成する方法を解説した記事です。本格的なデザインツールを購入しようとすると、コストがかかってしまいます。しかし、高額なツールをいきなり購入しても、スキルレベル的にも使いこなせないことも多いと思います。そんなときに無料で使える Canva が便利です。
Web ブラウザでもアプリでも使用できるCanva は、画像の編集やテンプレートを使った画像作成もできます。弊社のクリエイティブ作成が得意な広告運用者が Canva でできることや、使い方を実例を用いて記事で解説しています。
広告運用者が教える「Canva」の使い方。初心者でも1からバナー広告を作る方法
Canva とは、Web ブラウザもしくはアプリで使用できるデザインツールで、持っている画像の編集や、テンプレートを使って新規での画像作成などができます。商用利用も可能なので、営業資料や広告クリエイティブの作成にも使用できます。
2022年もキーワードマーケティングのブログをご愛読いただき、誠にありがとうございました。記事を読んだお客様からのお問い合わせが今までよりも一層増えた年になりました。
すごく個人的な話をすると、本年は今までよりもブログに関わる人が増え、多くのことにチャレンジできた1年間でした。東京本社も佐賀支社も執筆メンバーが増え、編集チームにも新たなスタッフが入り、記事公開をお知らせするメルマガの配信再開、記事の要点をわかりやすく SNS 用画像にまとめるチームの発足、デザイナーの入社などなど。全てこの1年の間に起こったとは思えないくらい、たくさんのことがありました。
もちろん苦労した部分もありますが、キーワードマーケティングのブログは、クオリティが毎日、毎月、毎年上がり続けていると実感しています。来年ももっともっといい記事を届けるます!ぜひぜひメルマガ登録をして、新着記事を読んで下さい!「こんなことが知りたい!」や「記事であったらいいなー!」といったご意見も公式 Twitter や編集長を務める僕(大久保)の Twitter へ送ってもらえたら嬉しいです!
ではでは、みなさん良い年末年始休暇をお過ごし下さい。
マーケティング/編集長
2019年9月に編集者として入社。新卒は求人広告営業、その後は記事執筆・編集、採用を含むバックオフィス業務をやっていました。お弁当男子(おべだん)としてTikTokにてバズり中。見た目の割にトレンドには敏感。沖縄観光と都内の居酒屋に精通しているイケイケドンドン、少し心配性なオオクボです。
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